OMEGA x SWATCH / MOONSWATCH-MISSION TO MERCURY

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オメガとスウォッチのコラボによるクオーツのクロノグラフのMOONSWATCHです。(サイトはこちら)いわゆるオメガのスピードマスターをスウォッチの持つバイオセラミック外装技術等で、格安(税込み33,500円)で再現し、スウォッチの新シリーズとして発売したモデルです。手巻きのスピードマスターのデザインをベースにしていますが、今回のコラボでは太陽系の惑星をモチーフとした11種類のカラバリ展開も出され、発表以来すごい人気となっています。(発売時のゴタゴタに関してはこちらでご紹介してます。)限定品ではなくレギュラーシリーズではあるものの、ずっと品薄が続いており、現状(2022年7月14日。以降、ショップ情報やパチ物に関しても記載してますが、全ての情報は今現在のものですので、最新情報は別途ご確認下さい。)は東京の渋谷と原宿、大阪の心斎橋のリアル店舗のみで少数入荷しては時々ゲリラ販売されるのを買うしかありません。私は都内在住なのでショップで定価で購入することはできましたが、地方に住んでいる方の為にも早急にweb販売を開始して欲しいものですね。

という事でめでたく入手できたマーキュリー、手に取った時の第一印象は「軽!!」の一言に尽きます。実測したらベルト込みで28gしかありません。レギュラーのスウォッチのクロノで標準的なベルト付きで26gなので、ほぼ同じです。スピマスのディティールをしているのにこの軽さのギャップがとても良いです。文字板はスピマスのデザインをベースにスウォッチのクロノの目のレイアウトに合わせてリデザインされていますが、ロゴの入れ方の上手さも相まって破綻なくカッコ良さを保っています。

バイオセラミック素材(ひまし油ベースのプラスチックが1/3、セラミックが2/3の混合素材)の本体もいわゆるプラスチックの様なヤワさは無く、非常にソリッドで硬質な質感です。この素材があったからこそ安価でカラバリ展開もできたのでしょうね。ちなみに市場に出回ってきているパチ物はこの外装が普通のプラスチックで側面には成型のバリなどもあり、かなり安っぽい様です。(パチ物には金属外装のものもある様です。)

背面です。逆さですみません。スウォッチらしく裏蓋はありません。ので、壊れたら修理はできず、現物交換しかありません。特にスウォッチのクロノは年数が経つとセンターのクロノの針がスタートさせてもピクピクしてるだけで動かなくなったり、リセットが効かなくなる事が多々ある様ですので、年代が経ったらあまりクロノを作動させない方が良いかと思います。2年の保証期間内であってもこのムーンスウオッチの場合は現物交換には現状かなりの日数を要するでしょうし(その旨承諾することを購入時に確認させられます。)、ましてやビンテージなモデルに至ってははもう在庫など無いでしょうから、スウォッチは昔から「壊れたらそれまで」というスタンスで付き合う必要があります。(裏蓋の開く自動巻きモデルのみ修理は可能ですが、オフィシャルには対応してくれなかったと思います。)

電池蓋はその惑星がプリントされているのですが、よく見ると透明の蓋の裏面に惑星が印刷されている様です。手前側には開ける為の切り欠きがあるので開けてみようかとも思ったのですが、勇気が無く控えました。

ベルトには大きくSpeedmasterと印刷され、腕に巻くとオラオラ感すごいです。しかもこのマーキュリーのベルトは再帰性反射材(ではないですが)っぽい、キラキラ反射する暗めのシルバー色でかなり目を惹きます。

文字板拡大。プラ風防のセンターにはSマークがあります。また6時位置のSWISS MADEの上には非常にローコントラストで©️SWATCH AG 2021とプリントされています。パチ物にはこれらがありません。しかしパチも進化してるので、最近のパチにはあるかもしれません。

また、インダイヤルの目のレコード引きの円周状のスジ目は強い光源を当てると下の画像の様に(粗い画像ですみません。)薄っすらと確認できますが、ぱっと見ではほとんど見えません。これはロットもしくはカラバリにより見えの差がありそうですが、そもそもオリジナルのスピマスもこのくらいの見えだったかと思います。

腕に巻いた状態。カッコイイ。

反対側からもカッコイイ。

しかし、ベルトのSpeedmaster表記の向きは何故にこっち向きなのでしょう?手を下に下げた時の他人からの見えを優先してのことですかね?もしくはスピマスは宇宙服の上から装着する場合は右手がデフォっぽいので、それに合わせ右手にした時にちゃんと見えることを優先とした、ということですかね?

下はオフィシャルな動画ですが、こちらの動画を見ると後半で製造工程を見ることができます。一瞬ですが、1:14あたりでムーブ投げ込む前のケース内面など確認できます。ゲートなのか、押し出しピンの跡なのか、ムーブの逃げなのか、円形の凹が3つ確認できます。また1:17あたりを見ると風防はかなり熱した状態で組み込まれている様ですね。

以前に作った自動巻きムーンスウォッチ(こちらでご紹介)と。ケースの大きさは2回り程オリジナルの方が大きいです。

発売から約4ヶ月、やっとオリジナルを入手できました。

レギュラーのクロノのSKATE BIKE(こちらでご紹介)も入れての全体像。

最近増えてきたビンテージなスウォッチたちと。MOONSWATCHの仲間入りでラスボス登場な感じです。

ここからはパッケージのご紹介です。

全て紙製でエコなパッケージです。紙製ながら観音開きで開く構造等、良くできています。

風防には傷防止のフィルムが貼ってあります。

フィルム剥がし中。

パッケージ同梱物全て。

箱をバラしてみた状態。蓋を観音開きで開く時の蓋の裏面と箱本体が適度に摩擦しながら開く具合等、パッケージデザインをされてる方は是非バラしてみてみる事をお勧めします。

購入時には身分証明書の提示が必要で、保証書には購入者の名前とモデルナンバー(マーキュリーの場合はSO33A100。パッケージに記載されてます。)が手書きで記載されます。個別のシリアルナンバーが無い保証書ってどうなのよとも思いますが。。保証は2年間で、修理依頼等の時はこの保証書、購入時のレシートの他このパッケージも必要だそうです。

最後に購入時に撮影した2枚を。これは購入確定となると渡される紙製のカードです。

マーキュリーの入った紙袋。いやー嬉しかったですね。

以上、ムーンスウォッチのマーキュリーのご紹介でした。(2022.7.14.)

2000.7.16.追記・・・友人のM君にオリジナルのスピードマスターを借りていろいろと比較してみましたので追記します。まずは正面から。実測でベゼル径がムーンスウォッチが40mm、スピマスが39.7mmとほぼ同じで、ケースのサイズ感はほぼ同じです。

ムーンスウオッチはオリジナルに対してクロノの目のレイアウトもピッチも違うのにほぼ同じサイズのケース内によく上手く収まったものです。スウォッチのクロノの目のレイアウトがこれよりも広がっていたらこの再現性、と言うか、このコラボの企画自体不可能だったでしょうね。

ラグ幅も20mmで一緒です。試しませんでしたが、バネ棒を取り付ける穴位置も一緒ならオリジナルの金属ベルト等も付けられるかもしれませんね。クロノのプッシュボタンのピッチはムーンスウォッチの方が少し広いです。

側面から見るとクロノのプッシュボタンの幅の違いがわかりやすいです。厚さはオリジナルが実測14.5mm、ムーンスウォッチが13.3mmとムーンスウォッチの方が1.2mm程薄いです。

背面は全く異なりますね。重さはオリジナルがベルト込みで116.2g、ムーンスウォッチが28gなので約1/4の軽さです。

最後に2枚ほど所有する2本のオメガのクロノとのツーショットを。まずは音叉クロノのスピードソニック。(サイトではこちらでご紹介)久しぶりに出しましたがやっぱこれもカッコイイです。

DE VILLEのクロノ(こちらでご紹介)と。小ぶりでクラシックな顔つきです。

以上、オリジナルのスピマス等とのツーショットの画像の追記でした。

2022.7.18.追記・・・最初にアップした時に、ムーンスウォッチはラグの内側の角がRになっておらずのエッジになっている箇所だけオリジナルと違う、な記載を下の画像と共に記載しましたが、なんと最近のスピマスはラグの内側の角はRでなくエッジになっていたのですね。比較したM君のモデルや私が以前に所有していたモデルもRになっていたので、基本デザインはずっと変えずに継承しているものだと思っていたのですが、、、知りませんでした。まぁ、Rでなくエッジの方が弓カンとの一体感も増しますし、デザインも徐々に進化させているって感じですかね。ということでとりあえずその記載部分は削除しておきました。

で、下は屋外で撮影したものですが、オリジナルのストラップはカッコイイのですが、暑い日など、これから特に汗をかくのでちょっとつらいかなと思い、オリジナルは夏場は使用せずに保管し、別のベルトに交換することにしました。

20mmの黒のNATOストラップがあったのでそれに交換。バネ棒はかなり太くて頑丈なものが付いてました。

で交換完了。ダークでかなり渋い男前な感じになりました。

背景をストラップと同様のナイロンバックで撮影。カジュアルなムーンスウォッチがかなり渋い感じになり、MERCURY(水星)モデルと言うよりは月モデルのMISSION TO THE MOONの裏側バージョン、MISSION TO DARK SIDE OF THE MOONって感じです。オリジナルのスピマスのダークサイド オブ ザ ムーンも黒セラミック外装ですし、スウォッチさんはスピンオフモデルとしてケースから何から全て真っ黒のダークサイド オブ ザ ムーンのムーンスウォッチ版を出してくれませんかね。(追記こちらでそれを想定した画像を作った事ご紹介してます。)

と、所有して1週間ほどが経ち、毎日腕に巻き、こんな画像のアップなどをしていたら、困ったことに無性にまたオリジナルのスピマスが欲しくなってきましたw あれとあれをああすれば買えるなぁ、などと真剣に考えてるのですが、これってまんまとスウォッチとオメガさんの策略に乗っかってしまってるって感じですね、どうしましょう。。以上、ストラップを交換した事等の追記でした。

2022.7.23.追記・・・SKATE BIKEのページにもアップた画像ですが、こちらのページにも追記しておきます。ベルトを元に戻して初代スウォッチクロノシリーズのSKATE BIKEとのツーショット画像です。

文字板部拡大。とても対極的なデザインです。SKATE BIKEは32年前の製品ですが、全然古さを感じさせないかわいさです。

で、どちらもクロノの目は同様のレイアウトなのですが、初代のムーブはETA251.281で石数は22石なのですが、ムーンスウォッチはETAのG10.212で石数は4石と、かなり少なくなっています。(バッテリーはどちらも同じSR936SWです。)ケースを開けることが出来なくOH不可なスウォッチにおいてこの石数の少なさは製品寿命的にどうなんでしょう、、、ただでさえ針が多いクロノなのに、最近のスウォッチのクロノはみんなこのムーブなんですかね?ケースが開けられれば、故障した場合はムーブ丸ごと入れ替えて延命できるのですが。しかし上で掲載しました動画を見るとムーンスウォッチはベゼルを側面からパコッと外し、風防を熱して外す等すればケースは開けられそうな気もしますが、どうなんでしょう。石数少なくなってもSKATE BIKEぐらい元気に動き続けてくれれば良いのですが・・・以上、ツーショット画像とムーブ情報の追記でした。

2022.8.6.追記・・・こちらでMOONを入手した事をアップしています。よろしければどうぞ。

2022.8.9.追記・・・ベルトをMOONの物に変えてみましたので追記します。いやー、やっぱ黒ベルトカッコイイです。

ほんと、ダークサイド オブ ザ ムーンです。これで文字盤がMOONの黒いものだったら完璧ですね。

以上、MOONのベルトを付けてみたことの追記でした。

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