2019年春夏コレクション時に発売された、通常のクーツモデルのPIÙ NERO (SUOB157)です。(SWATCHのサイトでの紹介はこちら)先日ヤフオクで2,500円程でポチりました。いやー、古いスウォッチは安くて良いですね。(入手時は年代、モデル名等、分からなかったのですが、検索して2019年のモデルだったことが分かりました。もう少し古いモデルかと思っていたのですが、割と最近のモデルでした。)
で、このモデル、ご覧の様に非常に特殊な時刻表示をしています。白い内側を向いた三角で時を(白い数字が時)、黄緑の三角で分を(黄緑の数字が分)、外向きの中抜けの黄緑の三角で秒を表示しています。下の画像で9:15 30秒です。ぱっと見は三角マークが回転して時刻を指し示している様に見えますが、
実際は下の画像の様に明るいところで見るとに太い時針、分針それぞれに三角が印刷されているのが分かります。(数字とスウオッチのロゴ、白いリングは風防の裏に印刷されています。)文字板はマットなブラックですが、針自体は光沢のある黒塗装がされていますので、日の当たる明るめのところでは素直に針が見え、普通の時計の様に時刻が確認できます。・・・しかしほんとにミステリーダイヤルな表示にしたかったら時針分針はZODIACのASTROGRAPHIC(こちらでご紹介)の様に透明円盤に三角を印刷したものにすれば、この様なネタバレしない構造にできたでしょうが、何故に針に印刷にし、しかも針の塗装をあえて文字板と異なる艶有り塗装にしたのでしょう?これは私が考えるに、あまりに真面目にミステリーダイヤルにしてしまうと、ぱっと見の時刻確認がし難いので(ミステリーダイヤルな時計にそんなことを言うのは野暮ですが)、ここは腕時計としての基本的な配慮として、同じ黒でも文字板と明確に艶の異なる針にすることで、通常の時計の様な時刻確認もできる様にしたのではないでしょうか。手首を少し振れば黒い針でも艶有りの表面が反射して見えますし。時針分針の長さも三角までで良いはずなのに、より長くして針の存在を分かりやすくしてるところからもそんな配慮が感じられるのですが、、、如何でしょう。
とはいいつつも、通常の直射日光の当たらない室内等では針はほとんど見えません。
スウォッチって、時々こういった地味に新しい時刻表示手段にチャレンジしているモデルがあって面白いです。
背面はいわゆるスウォッチな背面です。
腕に巻いた状態。大きめな本体です。
以前に入手した同スウォッチの謎文字板のAS TIME GOES BY(こちらでご紹介。通常のスウォッチはこの大きさです。ベルトは交換しています。)と比較するとこの位の大きさ。(ちなみにどちらも9時ちょうどです。)
その他、所有する変態系スウォッチと。左は自動巻発電のAPPROACHING DIAL (こちらでご紹介。ベルトは交換しています。)、その右は先日自分でMOONSWATCH風に改造した自動巻モデル(こちらでご紹介)です。
斜視。やはり今回のモデルが一番でかいです。どれもシンプルながらカッコイイです。
以上、またポチってしまったOLD SWATCHのご紹介でした。(2022.4.9.)
2022.4.14. 追記・・・このモデルの年代、名称が分かりましたので、記事修正しました。