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2021.6.2.追記・・・金属3Dプリントによる宇宙時計、最終研磨、仕上げをし、やっと完成しましたのでアップします。
まずは表面の最終研磨の様子から。Sさんに作って頂いた円筒形のゲージを使い耐水ペーパーでひたすらしゃこしゃこします。
横方向にもしゃこしゃこ。これで大分面の歪みはとれているはず。
400番から800、1000、1500、2000番と徐々に耐水ペーパーの目を細かくしていきます。かなりいい感じに仕上がってきました。ヘアーラインは最初縦方向に入れようと思っていたのですが、思いの外、入れてみたら横方向も良い感じなのでヘアーラインは横方向にすることにしました。
2000番までで研磨したところで完成!・・・と思ったのですが、洗って見てみると妙につやつやしてて、どうもイメージと異なります。横方向のヘアーラインも研磨している時はいけると思ったのですが、、、やはりイマイチでしたので、最初のイメージ通りに縦方向のヘアーラインを入れ直すことにしました。画像ではわかりにくいのですが、取りきれれない微妙な面の歪みもつやつやしてると気になりますし、、、ここでまた2時間程かけて研磨しなおしました。
で、完成した状態がこちらです。(背面カバーも付けた状態です。)ヘアーラインはやはり縦の方が良かったです。ヘアーライン自体は400番という結構粗めな耐水ペーパーであて木もなにも使用せず、指で押し当てながら入れました。
かなり良い感じです。ということでケース完成!
後はディティールのパーツ制作です。まずはリューズ。付いていた防水パッキンを外し、巻き芯を必要な長さでカットし、ケースに固定。
文字板はやはりフォト光沢紙で作成することにしました。微妙にサイズや色違いで出力し、行けそうなのを切り抜き、3Dプリント文字板に貼り付け。
貼り付けたらその上に風防を両面テープで固定。
それを裏から本体に入れて、とりあえずセロテープで固定。リューズも後で交換できる様に両面テープで固定してます。
裏蓋を付け、ベルトを装着し、、、、
で、出来た状態が・・・・
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こちらになります。バーーーーン!カッコイイ!自画自賛します。思ってた程、手作り感出てなくて良いです。
紙の文字板もツヤツヤの風防で緩和され(ごまかされ)、気になりません。パッと見は黒い鏡面文字板に白い丸いインデックスを印刷しているかの様です。
ケーストップ面の円筒形の微妙な歪みも粗めのヘアーラインでごまかせてて良いです。
窓際での撮影から、いつも時計を撮影している環境に移動してのカットも何枚か。
総製作費は1万数千円といったところでしょうか。(3Dプリント代+リューズ、風防、ベルト代)次はミヨタのムーブなどを入れて腕時計機能の追加、ですかね?
ヘアーライン入れって初めてだったのですが、良い感じに出来て良かったです。私的にはこの目の細かいヘアーラインが結構粗めの400番でできる、というのが発見でした。
かなり最初のCGとイメージが近いですかね。ベルトにコシがあり、まっすぐな感じですが。
手に巻いた状態。結構デカいです。やっぱこの時計の「女性や子供の手に巻いて血液を結晶化させてとる」という目的からすると、18mmベルト前提にしてもう一回り小さい方が良かったですね。(今さら^ ^)
以上、CG制作スタートからすると2ヶ月あまり掛かりましたが、無事完成することが出来ました。今後12話が解禁されない限り(私の様な一部のマニア以外)誰の目にも触れられずにお蔵入りされてしまう腕時計ですが、とりあえずいつかはされるであろう12話解禁に先行して可視化してみました。後に解禁となった暁には、是非ともこの時計を何かしらの形で作って販売して頂けたらと思います。その時は惜しみなくご協力させて頂きます。
以上、非常に長くなりましたが、現状封印されているウルトラセブン12話「遊星より愛をこめて」に登場するスペル星人の宇宙時計を制作してみた事のアップでした。(2021.6.2.)
2021.6.3.追記・・・インスタにアップした動画を追記します。やはり動画だと分かりやすいですね。外装はチタン製ですが、実際の色味はここまで黄色っぽくはないです。
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こう見ると文字板の円盤のヘアーラインがイマイチですね。また研磨したいと思います。で、今日はこの時計を腕に巻き、再開したライゾマ展に行ってきました。基本ほぼアーカイブ展という感じでしたが、まぁ、良かったです。
で、特に体調に問題ないので、この宇宙時計は大人の男の血は吸わない様ですw・・・以上、動画と屋外での画像の追加でした。
2021.6.4.追記・・・Twitter、インスタでの非常に多くのいいね、RT、ありがとうございます。非常にマニアックなものなのに、ここまで反響を頂けるとは思ってもみませんでした。なんとか量産の手段などあると良いのですが。。。
で、改めて見てみると、なんと!文字板の12個の白いインデックスが半ピッチ位ずれた変な角度(12時位置に白丸が無い状態)で付けていたことに今日気付きましたw 散々静止画撮ったり動画撮ったりしてたのに全く気付かずwww いかにこれを「時計」として見ていなかったことか・・・お恥ずかしい。またこの白丸インデックス、全て同じ大きさで作成していたのですが、オリジナルは全て同じ大きさではない事もご指摘頂き判明致しました。これも元画像を良く見れば分かる事でしたが、外装ばかりで力尽きてしまい、よく見てませんでした。ご指摘ありがとうございました。これからまた修正をかけていこうと思います。
で、テキストだけの追記では面白くないので、画像を2枚程。昨日ライゾマ展に行った後、銀座のシャネルのネクサス・ホールでの展覧会「MIROIRS – Manga meets / CHANEL Collaboration with 白井カイウ&出水ぽすか」を見てきた時に入口で撮影した画像です。(こうやって撮っててもインデックスのずれには全く気づきませんでしたw)
宇宙時計全体像と同展示のポストカードとシャネルのお土産と。展覧会は出水ぽすかさんの繊細ながらもダイナミックな構図が展示手段と相まってとても良かったです。
以上、文字板の修正についてと画像の追加、でした。
2021.6.9. 追記・・・よりオリジナルに近いプロポーションで、更に時計のムーブを入れて、ちゃんと腕時計として機能させる事は出来ないか?の検討を開始しました。とりあえずMIYOTAのクオーツムーブなら余裕で入りそうです。
ベルト幅も20mmから18mmとし、断面形状も少しぷっくりさを増す等の根本的な形状の見直しもしています。真面目にムーブを入れることを考えると針をどうするか、円盤との共存をどうするか等かなり時間がかかりそうですが、少しずつでも進めていこうと思います。・・・以上、第二弾検討スタートの追記でした。
2021.6.12. 追記・・・新型に取り掛かる前に、現状の文字板を修正しましたので追記します。やった事は文字板内の円盤のヘアーラインの入れ直し、インデックスの丸の大きさを12、3、6、9位置のものだけ少し大きくし(映像からは12時位置と6時位置の丸が若干大きいということは分かるのですが、12と6が大きかったらまぁ、3と9も大きいだろう、ということで大きくしました)、前回同様フォト光沢紙で出力し貼り付け、風防の突出量を下げる為、ベースに使用している3Dプリントの文字版を厚さ半分くらいまで削る、などです。下は文字板の修正が完了しこれから組み込む前の状態です。
で、今度はインデックスが傾かない様に慎重に文字板を取り付け、完成しました。
ぱっと見はほとんど変わりませんが、文字板のヘアーラインもいい感じになり、やっとこのバージョンの宇宙時計が完成した、という感じです。
これで心置きなく次の新型に取り掛かれます。以上、文字板の傾きや突出量などを修正したことの追記でした。
2021.6.13. 追記・・・フォトショップでこんなものも作ってみました。12話に出てくる宇宙時計の新聞広告です。これを見たお子様達はロケットの絵を描き、百目ビルに押し寄せたのですね。絵を描いてこんな時計を貰えるのなら、私も描きたいです。
ほんとは新聞片面位のサイズで出したかったところですが、うちにはそんな大きいプリンターは無いのでA4サイズです。ピントが宇宙時計に合っているのでぼやっとしてますが、現物はもうちょっとしゃきっとしてます。当時手描きであったろう、テキストの不思議なカーニング具合に合わせるのに苦労しました。・・・以上、ついでに作った宇宙時計の広告の追記でした。
2021.6.19. 追記・・・ケースのプロポーションの見直しを進めています。基本、ひと回り小さくし、断面形状をもっとぷっくりさせる方向です。イラレで現状の形状に対してどれだけ膨らませるかのあたりをつけ、
紙に出力し、立体で検討。図面やCGよりも結局はこういった原寸紙工作が一番手っ取り早く検討できます。
大体あたりはついたので、また詳細な形状検討に入ろうかと思います。以上、その後の検討状況の追記でした。
2021.7.1. 追記・・・さらにプロポーションの検討を進めています。左右幅はベルト幅+ラグで大体決まり、上下幅も左右幅から決まる風防の直径とリューズの上下のすきま具合からほぼ来まるのですが、それを守りつつ、ベルトの取り付けを成り立たせつつ、厚さの具合と膨らませ具合のバランスをとるのが非常に難しいです。下の画像、一番右が作成した物と同じもの、一番左がやっとほぼ決定したものです。
側面から見るとこんなです。ひとまわり小さくし、かなり膨らませ、背面も複合Rをやめ普通の単一のRとしました。これで現状よりもよりオリジナルに近いはず、です。(最初からこれで作れよ、って感じですが。)
ついでにAppleWatchのフェイスでも宇宙時計を作ってみました。細い白い線による分針、三角の時針、赤い線による秒針、です。宇宙時計に入れることができる薄くて小さいスマートウオッチがあればそれを入れるのが一番なのですが、現状無いですね。昔のPebble Time Roundとかいけるかとも思ったのですが、今見返してみるとベゼルが厚くて全然だめですね。
以上、少しずつ進むその後の進捗でした。
2021.9.25.追記・・・前回の追記から2ヶ月以上が経ってしまいました。多々情報を頂いているのですが、いろいろと忙しく中々宇宙時計まで手が回せず、すみません。。。
先日おもちゃな時計の整理を始めていたらウルトラ警備隊のビデオシーバー(1993年発売のバンダイのキャラッチシリースのもの)が出てきたので、とりあえずウルトラセブン繋がりということで宇宙時計と記念撮影しておきました。
ビデオシーバーこそ放映当時のマルサンやブルマァクのものから、非常に良く出来たレプリカ等、多々作られ販売されていたと思います。ビデオシーバーもチタンの3Dプリントで作るか!?とも思ったりもしましたが、、、それよりもまずは宇宙時計の続きですし、ビデオシーバーはとりあえずこれがあるのでよしとしました。・・・以上、ビデオシーバーとのツーショットの追記でした。