NEPRO / MEMOTRON Electronic Alarm

ANALOG

1972年発売のNEPROのmemotronです。自動巻きの機械式の時計でアラーム機能を内蔵しているのですが、そのアラームは機械式に鳴らすのではなく、アラーム用の為だけにバッテリーを搭載しており、電気的にブザー音を鳴らすという、世界初のエレメカハイブリッドなアラーム時計です。
操作方法は他の機械式アラーム時計と同様、2時位置のリューズを引いてアラームを鳴らしたい時刻に文字板の赤い針を合わせて行います。

機械式のムーブメント+アラーム用の基板、バッテリー、スピーカーを内包しているので、かなりのボリューム感のあるケースです。2つのリューズにはNEPROのNのマークがあります。

手に取った状態。文字板色はマットなダークブルーの様に見えますが、実際はかなり輝度の高いメタリックブルーです。機械式のムーブを囲む様にアラーム用の基板が入っているので、機械自体は小さめのものが入っています。ので、日付けの窓がかなり内側に寄ってます。

角度により文字板はかなりキラキラします。赤いNEPROのマークとアラーム針の差し色が効いてます。文字板はこれ以外に白、より濃いブルーのグラデや金色のグラデがあり、ケースは金色ケースもありました。

ベルトもオリジナルでバックル部にはNEPROの刻印があります。

背面です。ぷっくりとした後ろカバーはなんとプラスチック製です。コイン溝のあるバッテリー蓋の他にアラーム用のスリット穴のあるスピーカー部があります。

スピーカー部拡大。MICRO-BUZZERと500の刻印がうっすらと見えます。アラーム音は大きめで「プーーーーー」という気の抜けた音で、電子音というよりはやはりブザー音です。バッテリーを結構食いそうな気がします。

スピーカー部はかなり斜めを向いて付いています。これは腕に巻いた時、音の出るスリットが腕で塞がれてしまう事を防ぐ為の配慮ですかね。

腕に巻いた状態。結構大きいです。

角度振ってもう一枚。こんな感じに文字板は反射します。

他のアラーム時計と並べてみました。左はシチズンの手巻きのアラーム、右はセイコーのクオーツのアラーム時計

こう見比べるとNEPROの時計、やはり大きく厚いです。

背面。大分違いますね。

最後にMacbookの上で。控え目な変態時計、ですね。

以上、世界初の「機械式だけど、エレキなアラーム機能を搭載した時計」のNEPROのmemotronのご紹介でした。(2021.6.14.)

2021.8.15.追記・・・以前にオーバーホールをして頂いた時に撮影して頂いたムーブメントの画像です。文字版を外した状態の正面側からです。中央にちんまりと収まっている自動巻きの機械はレディース用の小さいムーブでETA2671です。その周りの黒いプラスチックのだ肉っぽい部分にはアラームのエレキな基板等が中に収まってます。汎用自動巻きの機械にむりやりエレキなアラームの構造を追加しているすごい力技な構造です。

下の画像の左の時計はオーバーホールの為にドナーとなった同ETA2671を使用したレディースの時計です。同じ機械で動いているのにこの大きさの違い、すごいですw

で、このメモトロン、アラーム用の針の時刻合わせのリューズ操作はどちらに回しても良いのですが、メインの時刻合わせ時はリューズは片方にしか回してはいけない様です。下の取説の画像を見ると黄色い7番の時刻合わせのポジションには片方向だけの矢印しか記載されていません。リューズ自体は普通の時計同様どちらにも回ってしまい、針も普通に追従して動いてしまうので注意が必要そうです。(黄色5番の日にち合わせも同様の記載ですが、これは反対に回しても日にちは変わらないので大丈夫そうです。)無理やりアラーム機構を追加しているので、構造的にこういった事があるのでしょうね。

で、金属ベルトを黒いカーフの革ベルトに変えてみたのですが、どうもイマイチでしたので、、、

やはりメタルブレスに戻しました。黒い革ベルトは好きなのですが、どうもボリューム感のある時計はオリジナルのメタルブレスの方が似合う様です。

以上、ムーブの画像の追記等でした。

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