SEIKO / ALARM QUARTZ 7223-6000, 6030

Analog

1979年発売のセイコーのアラーム機能を内蔵したクオーツ時計です。セイコーでは自動巻時計でアラーム機能を搭載したBELL-MATICシリーズがあったのですが、これはアナログクオーツで初めてアラーム機能を搭載したモデルです。アラーム時刻の設定はインナーベゼルを回転させ、赤い部分の指標をアラームを鳴らしたい時刻に合わせるというベルマチックの操作方法を踏襲しています。
ベゼル上部にはALARM QUARTZと刻印がありアラーム搭載であることを積極的にアピールしています。ベルトはオリジナルではありません。

またアラーム搭載ということをより視覚的に訴求する為に、ケース上面にアラーム音を発する為のスピーカー穴の「様な」4本の黒いスリットがあります。

しかしこのスリット、遠目には穴の様に見えるのですが、実は穴は空いておらず、単に凹んだスリットに黒い色入れがされている、見せかけだけのスピーカー穴風ディティール、です。

全体的にとても端正にきちんとまとめてるディティールなのに、ここだけが冗談みたいなニセスピーカー穴、このギャップがとても良いです。

で、本来のスピーカー穴は裏蓋の上下に2つずつちゃんと空いています。バッテリーはSR1130Wです。大抵のアナログクオーツ時計はSWなのですが、アラーム機能搭載の為、高電流のWの方を使用します。

で、機械式のベルマチックには無い12時位置の小窓について。このモデルにはアラーム設定の状態を表す小さい窓が12時位置にあるのですが、その様子が以下になります。通常のアラームオフ時は一番上の黒い状態で、アラーム設定用の2時位置のリューズを1段引くと「ピッ」と鳴ると同時に窓が黄色くなり(金色?)、アラームオン状態であることを表示します。で、更にもう一段リューズを引くと窓は赤くなり、アラーム時刻設定モードとなりリューズを回してベゼルを回転させ鳴らしたい時刻に合わせる様になっています。アラーム時刻の設定はこの様な指標なので1分単位の設定は出来ず、ベゼルの回転に軽いクリック感が5分毎にあり、5分単位での設定です。またアラームは設定時刻の2分前に鳴り(これは気を利かせた仕様なのか、私のモデルがずれてそうなってしまっているのかは不明です。)、アラーム音は設定時刻になると「ピッ」と一回予鈴が鳴ってから3秒後に「ピピピピピピ」と鳴り、いきなり鳴ってビビるのを防いでくれます。(機械式アラームのシチズンのモデルなど、かなり大きい音で設定したことを忘れてるとかなりビビります)またアラーム用のリューズを早めに1段引き、戻しを2回行うとアラーム音の試聴ができます。

次は上のモデルの翌年に発売された後継モデルの7223-6030です。ケースも四角くなり、かなりデザインが変更されました。基本機能は同じです。

こちらはベルトもオリジナルです。SEIKOのロゴや6時位置のクオーツマークは印刷に変更されコストダウンが図られてます。時針、分針も細いものに変更されています。

こちらのモデルでも文字板上部の裏面印刷でALARM QUARTZと自己アピールしていますが、ニセスリット穴はありません。

丸い文字板と四角いケースのバランス具合がとても良いです。

文字板拡大。12時位置の窓が赤いのでアラーム時刻設定中の状態です。

こちらもアラーム用の穴が裏蓋に開いてます。バッテリーも同じSR1130Wです。

2本並べてみました。

ケースデザインはかなり異なりますが、文字板がほぼ同じなので兄弟感はありますね。

どちらのモデルもそれぞれにカッコイイのですが、インスタにそれぞれの時計をアップすると右の後継モデルの方が圧倒的にいいねが多いです。(現状で初代が1,561いいね、後継が3,818いいねです。)純粋に後継モデルの方のデザインの方が人気なのか、もしくは後継モデルはあまり海外には出回っておらず希少性が高いから、ですかね?

以上、セイコーのアラームクオーツ時計2本のご紹介でした。(2021.05.24.)

2021.5.29.追記・・・セイコーのアナログクオーツのアラーム時計としてこんなのもありましたので追記します。1985年発売のクロノスのアラーム内蔵時計、5C23-6000です。かなり普通っぽいデザインで文字板のALARMの文字の横にアラームオンオフの窓があります。アラームのセットは10時位置のリューズで行います。このモデルには文字板、ケース、ベルト全てが黒いブラックバージョンもありました。

この時計にはアラーム用の音を出すスリットはありませんが、アラーム音はちゃんと聞こえます。防水ケースだからというのもあるかと思いますが、アラームの音量が大きく出せる様になりスリットの必要性が無くなったのですかね?

このモデルの後継で5C23-8000があり、そちらだとアラームの窓が12時ちょうどの位置にあり、アラーム用のリューズ位置も9時位置に変更されました。シチズンでも当時同様のアナログクオーツアラーム時計があったのですが、最近はなかなかお目にかかることがありません。
以上、クロノスのアラーム時計の追記でした。

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