BREITLING / NAVITIMER 9106 LED

All

ブライトリングの1970年代のLED時計です。いわゆるブライトリングのナビタイマーの巨大なケースをまとったLED時計で、ケース、タグ、冊子付きのほぼNOSな状態のものを入手しましたのでご紹介します。この時計、この様な未使用な状態で現存する個体は極めて珍しく、今回私が入手できたのはかなりレアなケースかと思われます。

LED時計なので、通常はこの様に時刻は表示されていないのですが、その状態でもかなりカッコイイです。

右上のボタンを押すと時刻を数秒表示します。押しっぱで、秒を表示し、2回押すと日にちを表示、その状態で押しっぱで曜日(SU、MO等)を表示します。

右側面中央には時刻修正用のボタンがあります。いわゆるセレクト、セット方式で分かり易い時刻設定です。

左側面にはクロノ用のボタンがあります。上のボタンを押すとスタートで最初の3秒間だけ1/100秒の表示がされた後に消え、もう一度プッシュでストップ、下のボタンでリセットをします。スタート時、スタートボタン押しっばで1/100の表示をずっと表示させる事も出来ますが、電池くいそうですね。また左側面下の黒い丸いボタン風なものは穴を塞ぐプラスチック製の蓋です。このモデルにはケースを流用したLCDモデルもあり、そのモデルがここにボタンがある為、必要のないこのLEDモデルではこの様な穴埋めがされています。

ブライトリングらしいベゼルは移動距離と経過時間から時速を計算する事等が出来る計算尺になっています。

ベルトのステッチがベゼル外周の白黒具合とマッチしています。このモデルにはメタルブレスバージョンも存在します。

しかし巨大です。ケース左右幅で実測48.6mmありました。

この白黒ハイコントラストなデザインがカッコイイです。

全体像。ベルトはかなり肉厚なものですが、意外としなやかな革です。

裏蓋は傷防止の青いコーティングが塗布されています。

拡大。裏蓋にはこの様な刻印がされています。

ベルト背面にもBREITLINGの表記があります。

尾錠にもブライトリングのマーク。

腕に巻いた状態。デカいはデカいですが、クロノクオーツの様な異形なでかさではないので、私的には普通の時計の範疇ですw しかしやはりパルサーの様なオートコマンド機能(手首をくるっと回すだけでLEDが点灯する機能)が欲しいですね。

ケースです。かなり肉厚のプラスチック製で、上面には凹面に黄色い色入れがされたBreitlingの表記があります。

開けた状態。右手前にBreitlingのバッジが貼ってあります。

時計部拡大。プラスチック製のタグがベルトに付いてます。

付いていた冊子です。計算尺の使い方や他のNAVITIMERやCHRONO-MATIC、QUARTZモデル等が多々掲載されています。

このモデルの掲載ページ。LCDモデルも掲載されています。LCDモデルにはこの様な一回り小さい(LEDモデルとケースを共用していない)モデルもあります。しかし同じデジタルなのですが、どうもLCDモデルは惹かれません。

最後に極めてレアなデジタル時計のツーショットを。前にこちらでご紹介しました、ZODIACのASTRODIGITです。どちらもほぼNOS。こんなツーショットは世界初かと思われます。

手に取って正面から。歴代のカッコイイLED、LCD時計のそれぞれを代表するモデルと言っても過言ではないでしょう。

斜視から。私のデジタル時計のコレクションもこれでひと段落した感があります。

ついでに。オリジナルの革ベルトは永久保存体制に入れますので、腕に巻く為に現状こんなナイロンのベルトを付けて腕に巻いてます。(劣化するオリジナルベルトは一応保存しますが、どんなにNOSな時計だろうが私は腕に巻いて使用します。)

NATOストラップだと薄っぺらでこの時計のボリューム感に負けてしまってたので、このベルトにしました。裏蓋の傷防止フィルムが腕に張り付いて剥がれてしまうのを防ぐ為に、以前にこちらでご紹介しました普通のベルトをNATOベルト風するパーツを付けてます。

腕に巻いた状態。カッコイイです。ラグ幅は22mmですので、これに合う金属ブレスも探してみようかと思います。

以上、極めてレアなブライトリングのLED時計のご紹介でした。(2023.1.28.)

2023.1.29.追記・・・動画を撮ったので追記します。いかにも窓際で撮った大雑把な動画ですが、雰囲気(特に外装の金属感)は静止画よりもお分かり頂けるかと思います。右上のボタンを1回押して時刻表示(10:17)、続けて2回押しで日にち表示(1月29日)後、そのまま押し続けて曜日表示(SU 日曜日)をさせた状態です。

ケースはこの様に全面ピカピカの鏡面なのですが、よく見るとベゼル外周のシルバー部は梨地面になってます。同一テーパー面内で先端の方のシルバーの面が梨地になっているのが、どうやって加工しているのかが謎です。最初は全面黒塗装後に切削でやってるかと思ったのですが、何故かシルバー面は切削のヘアーライン等でなく梨地面です。切削後に梨地面にする為にサンドブラスト等をあてると黒塗装も剥げてしまうのでそれは出来ませんし、ルーペで見るとどうもマスキングしてるっぽい感じもするのですが、、最初にベゼル全面にサンドブラストをあてた後に黒塗装し、その後シルバー部以外をマスクして塗装剥がし??・・・謎です。他の使い込まれて黒塗装の剥げたNAVITIMER等を見ると分かりますかね??
・・・ということで、謎が残ったままですが、以上動画の追記でした。

2023.3.1.追記・・・SNS経由でこの革ベルトは発売当時のものではないよとのご指摘を頂きました。確かに70年代の革にしては経年変化もほとんど無く、状態がかなり良いですし、入手先の方に問い合わせてみましたが、その方も入手時既にこのベルトが付いていたので詳細は不明とのことでした。ということで、このベルトはブライトリング純正ではあるものの、発売当時のベルトではない可能性が高いです。・・・以上、ベルトに関する情報の追記でした。(ついでに屋外で撮影した画像を1枚追記しておきます。)

2023.4.11.追記・・・NOSなオリジナルのメタルブレスを入手しましたので、追記します。この時計の弓カンの付いたオリジナルのベルトがNOS状態で存在するのは奇跡に近いかと思われます。

袋から出して弓カンを付けた状態。極上な状態です。

早速、ベルト交換します。ナイロンベルトご苦労様でした。

で、交換完了。・・・これは、もう完っ璧です。時計本体からベルトまで完璧なNOS状態です。

バックル部にはBREITLING GENEVEの刻印があります。

弓カンもぴったりでキモチイイ。

で、バックル部を連結して、、、

手に取った状態。カッコイイ!

反対側面から。良いですねー。

ボタンを押しながら。やはり押しながらの撮影が楽です。

腕に巻いた状態。バックル部を一番狭い位置で固定しても少しゆるめな感じです。

もう一枚。このベルトにすると裏蓋の青い傷防止フィルムが直に腕に接するので、そのフィルムは徐々に取れていくでしょうね。

最後に置いた状態で。

もう一枚。時刻も合わせておきました。

最初にアップした時の黒い革ベルトが発売当時のものではなさそうなのと、やはりこの時計はメタルブレスが似合うと思い、今回探して入手した次第です。これもZODIACのASTRODIGITと共に永久保存体制での保管ですね。以上、メタルブレスを付けた状態のアップでした。

◀︎ COLLECTIONに戻る

 

Breitling メンズ AB012012/BB02SS ブラックダイヤル ナビタイマー 01 腕時計
BREITLING(ブライトリング)
¥2,140,589(2024/01/23 17:55時点)
自動。
ブライトリング ナビタイマー GMT AB044121/BD24-442X
BREITLING(ブライトリング)
モデル AB044121/BD24-442X。
タイトルとURLをコピーしました