普通のベルトを裏面だけNATOベルト化するパーツの制作

デッドストック品を購入し、裏に青い保護シールが残っているとか、下の画像の様に裏蓋に印刷が剥がれかかっているシールが貼ってある等、腕に巻きたいんだけれど、裏蓋のシールなどを保護したいので、巻くに巻けない状態の時計を腕に巻くことを可能にするベルトのパーツを作ってみましたのでアップします。

まずは完成状態。ベルトとベルトを橋渡しする様な短いナイロンベルトで、前後に着けた金属リングにベルトを通し使用します。そうすることにより普通の革ベルトでもいわゆるNATOベルト風になり、直接裏蓋が腕に触れない様になるという、ベルトの補助材の様なパーツです。これを使用することにより腕が裏蓋に直接触れなくなるので、保護シールが腕側に貼り付き剥がれる、印刷が擦れて消えていく、ということがかなり防げる様になるのでは?と思います。(まぁ、このナイロンベルトが裏蓋にこすれるのではありますが。。)金属アレルギーの方にも良いかと思われます。

で、その制作方法ですが、至って簡単です。まずはこういった市販のNATOベルト用意します。(私のお勧めのNATOベルトはこちらの(リンク先は20mmですが18mmと22mmもあります。)カシスのNATOベルトです。ナイロンストラップも薄めで金属リングも黒くて良いです。)・・・裏蓋が腕にあたらない様にするだけならこのNATOでいいじゃん、ですが、あくまでNATOベルトが全くもって似合わない時計、もしくは自前の革ベルトで同様の効果を得たいという方向けです。

で、NATOベルトの下図赤矢印の2箇所の縫製をカッターで切り、青矢印部で裏側の短い方のストラッップを切断します。

こんな風にぐいぐい広げながら縫い糸をカッターで切断し、ほぐしていきます。

切断完了状態。

切断部はほつれ防止の為、ライターで軽く炙って溶かします。

溶かした端面。固まってほぐれない様になりました。

で、切断した短いストラップの切った箇所に金属リングを縫い付けます。

で、完成。奥の残ったNATOベルトはこのままでも使用できますので、無駄がないです。逆に時計裏蓋部のナイロンベルトが2重にならないので装着時の厚みが減ったNATOベルトになって良いです。(バネ棒と時計本体の隙間が広く、ベルトを通した後でもベルトがスルスル動く様な時計の場合だとベルトだけを持った時、時計が抜け落ちるので注意)

ついでに今回はよりシールの印刷を保護する為に、ツルツルしたシールの裏紙を丸く切り、両面テープで裏蓋に貼り付けました。

で、作ったパーツの取り付け。

完成。裏蓋部のみNATOベルト化しました。

側面から見るとこんな状態。机に置く時なども直に裏蓋が机にあたらず傷防止的にも良いです。

金属リングも黒いので目立たなくて良いです。

腕に巻いた状態。普通のNATOベルトよりも厚さが抑えられ、ナイロンベルトでないのでミリタリー色も出ず良いです。

実は下の画像の様に、最初はシルバーの金属リングで作ってたりとか(中央のもの)、随分前にPebble用に作った22mmバージョン(奥のもの)とかもあります。Pebbleの時は白いプラスチックケースの汚れ防止と背面のむき出しの充電の接点の汗からの保護目的で作りました。

Pebbleの時の画像。最近のスマートウオッチでは背面にセンサーがあるので使えませんね。

このYEMAの時計にシルバーの金属リング+革ベルトだと下の画像の様に、ただでさえ時計本体がくどいデザインなのに、よりくどくなりすぎるので、今回は黒い金属リングxシリコンベルトとしました。

・・・更に、世の中にはこんな革製品もありますが、

なんともゴツすぎるので、NATOベルトを眺めていたら今回の様なものを思いついたので作成した次第です。

これから汗をかく季節でもありますので、そういった意味でもよいパーツかと思います。・・・以上、お手軽に作れる、NATOベルト化パーツ作成のお話でした。(ダイソーでNATOベルトを100円で大量に買って縫製して300円で売れたりしますかね?^ ^)

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