これは今年(2020年)で35周年を迎えた映画 、BACK TO THE FUTUREでドクが発明したタイムトラベルを可能にする次元転位装置、FLUX CAPACITORの形をした腕時計です。テレビで3週連続でバック・トゥ・ザ・フューチャーの1、2、3をやっているので、このタイミングで今回この時計をアップすることにしました。(相変わらずテレビは思いっきりあちこちカットされているので、Amazon Prime等で観ましょう。)
発売は今は亡きマニアックなオンラインショップ、THINKGEEKで、ちゃんとユニバーサル・スタジオのライセンスを取り、2014年に$49.99で発売されました。(なんと今でもamazonにありました。こちらです。)
時刻表示のための針などは無く、正面のY字のフラックスキャパシター部のLEDの点滅で時刻を表示し、手前のタイムトラベルの時刻設定をするタイムサーキットを模したLCD部では日にちだけを表示します。
本体はフラックスキャパシターなだけあって、下手に凝ったディティールもなく、直方体の手前の角を45度にスパッと切っただけのとても潔いただの箱形です。
外装はデロリアンと同様、ステンレスで手に取るとずしりときます。重さは141gありました。(オメガのメガクオーツ並)
右側面にはボタンが3つ並んでいます。操作方法は後ほどご紹介します。
側面から。厚さは18mmありました。
腕に巻いた状態。でかいです。
LED点灯状態。右中央のデモモードスタートボタンを押すと手前液晶部にランダムな年月日が表示され、FLUX CAPACITORが作動中の様な点滅を数秒してくれます。これでタイムトラベル出来たら良いのですが、ランダムな時代に飛ばされるのはたまらんですね。
しかしまぁ、すごいボリュームです。
液晶点灯状態。液晶は赤く表示されます。ここは本来なら液晶でなく、映画同様のLEDの表示にしたかったでしょうが、大きさとコスト的にやむを得ず、液晶表示になったんでしょうね。せめて白黒反転液晶で赤いバックライト付きだったらもうちょっとらしかったですね。
で、この液晶面では年、月、日の表示だけで現在時刻は表示しません。と言いますか、ボタン操作をしなければ液晶も点灯せず、ただの「腕に巻くでかいFLUX CAPACITOR」です。時刻はあくまでFLUX CAPACITORの点滅から読み取るしかありません。
ということで、時刻の見方はやはり動画でないと説明できなさそうなので、6年前に撮影した動画をご覧ください。(こんな分かり易い動画自分で撮っていたなんて、すっかり忘れてましたw)
と言う様に、右の下のボタンを押して、FLUX CAPACITORのLEDの点灯数を数えて現在時刻を知るという仕様になっていて、非常に面倒で解りにくいですw まぁ、その「手が込んでるのに解りにくい」ところが良いのですが^ ^
で、使用方法をまとめますと、
・右上のボタンは時刻修正用で2秒の長押しで修正モードに入り通常は操作しません。(この時刻修正時にはちゃんと液晶に現在時刻が表示されますw)
・右中央のボタンはデモ用のボタンで、押すとFLUX CAPACITORが映画の様に点滅し、液晶面にはランダムな年月日が表示されます。
・右下が現在時刻表示用のボタンで、押すとFLUX CAPACITORでの時刻表示を2回繰り返し、液晶面では現在の年月日を表示します。
本体の説明に戻ります。バックルはロック機構付きのしっかりしたものです。
背面。ライセンス的な事など、いろいろと記載されています。個別のシリアルナンバーなどはありません。
裏蓋を開けた状態。CR2032を1個使用しますので、3Vで動きます。1.21ジゴワットもの電力はいりませんし、プルトニウムも必要としませんw
で、6年ぶり位にこの時計を出してきて、どうしてもバラしたくなり・・・
開けてみました。立派な基板が入ってました。
更にこの基板は乗っているだけだったので、そっと持ち上げ・・・
出しました。この時計本体の箱感ったら。
裏返して表面。フラックスキャパシターのディティール丸見えです。液晶も斜めにしっかり固定されてます。
基板拡大。側面にスイッチが3つ並んでます。
フラックスキャパシター部は黄色いコード部以外は一体でマスキング塗装で塗り分けていました。結構大変そう。
反対側から。このモジュールをこの時の様にシンクローナに入れたくなりましたw が、大きさ的にちょっと無理そうです。
ケース拡大。基板等を固定する長いダボが3つ生えてます。
と、バラして中味を見て満足し、再び元に戻してパッケージに格納。こんなパッケージでした。
バック・トゥ・ザ・フューチャーって、このロゴもカッコイイですよね。
同梱物はこの取説だけです。
時刻の見方です。
裏面は修正方法など。
で、この時計を入手時はこんなこともしてましたので、こちらも転載します。
オリジナルのFLUX CAPACITORにはドクがダイモ(今で言うテプラの様なもの)で貼ったと思われる注意書きが貼ってあるので、それ風なのを作って貼ってみました。
まずは非常に良く出来ているiPhoneアプリのFLUX CAPACITORのスクショから。この様にダイモによる注意書きが貼られています。映画からは何と書かれているか判らないのですが、このアプリを参考に、
イラレで作り(ダイモ風のフリーフォントを使用)、時計のスケールに合わせてプリントアウトし、両面テープで貼ってみました。・・・が、どうもイマイチです。
この小ささになると何て書いてあるか読めませんし。。
オリジナルとの比較。似てはいますが、そこまでマニアックにならんでも、、ということで、結局剥がしてしまいました。こんな手作りでなく、ちゃんとしたシールで最初から同梱されてたりしたら嬉しかった気もしますが。。
最後にいろいろな物とのツーショットを。
娘に見せると「これに似てるー」と言うのですが、、似てますかね?ステンでパキッと折れた面構成で前面に大きい窓のあるデザイン、という意味ではSYNCHRONARに似てますね。
妙に良くできているデロリアン型iPhoneケースと。5年前の30周年イベントの時、これらを装備していこうかと思ったのですが、デロリアンケースは撮影し難いし、Flux Capacitor時計は時間読みづらいので、これらは装備しませんでした。(結局どちらも本来の機能を果たしていない^ ^)
ユニバーサルスタジオジャパンのお土産のデロリアンと。
ほんとはそれぞれについてもここで説明しようかとも思ったのですが、すごい長いページになってしまうので、そのあたりはブログのこちらにまとめてアップしておきましたので、宜しければ併せてご覧頂ければと思います。・・・以上、BACK TO THE FUTUREのFLUX CAPACITOR時計のご紹介でした。