KLMオランダ航空の手巻きの機械式の時計です。メーカー表記はありませんが、裏蓋の刻印からBULERによるものかと思われます。上のgifアニメの様に、飛行機のシルエットを印刷した偏光板の秒針が回転し、こちらの時計やシチズンのヌード時計の様に文字板に印刷されたKLMのロゴが偏光板の特性により、30秒に一回見えたり消えたりしています。
下は消えた状態。非常にシンプルなデザインです。入手した時は風防は傷だらけだったのですが、研磨してここまで綺麗になりました。
見えた状態。47秒と17秒位に一番よく見えます。
時計としてはとてもプレーンで良い形をしています。昔、HUBLOTの時計でこんなのがあった気がします。ちなみに上下のテーパー面は平面でなく逆R面をしています。
背面です。スクリューバックな裏蓋です。
裏蓋を開けた状態。1石の安価なムーブです。裏蓋の裏にBULER WATCH LTDの表記があります。
ジェット機文字板兄弟ということで、こちらのシチズンジェットとのツーショット。KLMはいかにも旅客機なジェット機のシルエットですが、こう見比べるとシチズンの方はかなりSFっぽいロケットに近いシルエットです。
最後にもう一度斜視を。以前にお土産で頂いた、KLMオランダ航空の機内販売で売っていたチョロQっぽい飛行機の形をしたおもちゃなKLM時計も所有してますので、それも後にアップしたいと思います。
以上、KLMオランダ航空のミステリーダイヤルな時計のご紹介でした。(2022.1.31.)