SEIKO / A158-502A

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セイコーの1978年製造のデジタル時計です。当時、価格もこなれてきてアラーム、1/10秒ストップウオッチ機能付きで非常に売れたベストセラーのA158シリーズの中でダントツの格好良さの502Aです。

当時、私はこのデザインのモデルの存在を知りませんでした。本体下方まで伸びた黒いフロントカバーがカッコイイです。

ベルトもオリジナルでほぼデッドストック状態のものです。

腕に巻いた状態。少し大きめですね。黒いフロントカバーが明るいシルバー色のカラバリもあります。

裏蓋は電池蓋のあるスクリューバックです。

裏蓋を開けた状態。電池はSR1130Wです。

更にバラした状態。アラーム音のユニットはケース裏側に固定されています。

「折れ目のある黒いフロントカバーで4隅に錨を打ったデザイン」は後に発売されるこのデジボーグに引き継がれています。同じデザイナーですかね?

以前にもアップしましたが、この頃のセイコーの黒カバーとシルバーケースとのコンビネーションデザインのものはどれもカッコイイです。

これは黒カバーではありませんが、以前にご紹介した(こちら)セイコーの顔デジタルと。この顔デジタルにも黒バージョンが存在するのですが、今だに現物に出会ったことがありません。

しかし、さりげなくその辺に置いてあってもカッコイイです。

以上、セイコーの70年代後半のデジタル時計、A158-502Aのご紹介でした。(2020.8.9.)

2020.12.27.追記・・・先日、久しぶりにこの時計を腕に巻こうと電池を入れてみたら、なんと全く液晶が点灯しないという、ビンテージデジタルにありがちな、長いこと放置→原因不明で死亡という状態になってしまいました。モジュールを取り出し組み直したり、パッテリー接点磨いたりしたのですが一向に液晶が点く気配がありません。。これはもうモジュール交換するしかないかと、しばらく同じA158系モジュールを使用したセイコーデジタルをヤフオクやebayで安く出品しているものを探していたのですが、出品はそこそこあるものの、液晶が元気そうなものが少なく(コントラストが低いなど)、デッドストックもあるにはありますが、最近そこそこな値段になってきてしまっており、どうしたものかとヤフオクを眺めていたらこのA158の点検・調整マニュアルが出品されているのを見つけ、これは一度これを入手してもう一度モジュールを確認してみようと思い落札してみました。

国産デジタル系は沢山持っているのですが、このキャリバー別のマニュアルを入手したのは初めてです。このマニュアルには状態からどこをどう見れば良いか、事細かに解説されているので、不慣れなデジタルの修理、オーバーホールを依頼される当時の時計店等では必須のマニュアルだったでしょうね。

ということでマニュアルと記念撮影し、これから作業に入ります。

ほぼデッドストックでの入手で液晶欠けなどは無かったので、ちょっとしたことで点く様になるかと思うのですが。。とりあえずダメ元で、ばらす前にもう一度電池を入れてみました。

そうしたらなんと!元気に液晶点灯しましたwww コントラストもデッドストックらしく、くっきりとw 先日の苦労やオークションを探し回っていた時間は何だったのか、、、これもビンテージデジタルあるあるですかねw まぁ、苦労せず無事復活してくれたので良かったです。

ということで、折角なので、数枚撮影しておきました。

ちなみにこのA158のモジュールは、アラーム、ストップウォッチなど当時の最先端機能をこなれてきた価格で搭載し、4つボタンの機能振り分けも非常に明確で分かりやすいUI、曜日と機能表示を兼ねたシンプルで視認性に優れた液晶デザインと、私は70年代国産デジタルの1つの完成形かと思っています。

私の本に掲載したA158系のページと。掲載しているのは当時ベストセラーとなったA158-5000。

しかしこの本を作っていた当時もこの502Aのデザインのモデルの存在を知らず、今思うと掲載出来なくて残念だった時計のうちの1つです。

という事で、結果的に「電池を久しぶりに入れてちょっと記念撮影をしてみたよ」というだけになってしまった追記でした。

2021.1.8.追記・・・インスタにアップした腕に巻いた状態の画像をこちらにもアップしておきます。上で既に腕に巻いた状態はアップしてますが、、、もうちょい拡大画像、ということで。

以上、画像1枚の追加でした。

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