CMFのウオッチフェイスのデザインコンペに応募した件

1月30日に開示され、締め切りが2月15日という、募集開始から締め切りまで約2週間程しかないという、非常にタイトな日程で、突如CMFさんが「Design a CMF Watch Pro Face and Win Prizes!」と、ウオッチフェイスのデザインコンペを開催しました。下の画像は告知サイトより引用。

WATCH PROのデザインに惹かれカラバリで2種類所有し、これまで様々なプラットフォームでウオッチフェイスをデザインしてきた当サイト的にはこれは応募するしかないでしょう、ということで、急遽デザインを考え、トータル5つのフェイスを応募しました。

で、本来2/25が結果発表だったので、当日ずーっと待っていたのですが、GMTで26日になっても結果発表がされず(CMFはイギリスのメーカー)、2日後になってCMFのフォーラムでの応募者からの問い合わせに対し”They are running a bit late in finalising the winners.”との中の人のゆるい書き込みがあり、またしばらくしてから “They are targeting to announce the final selection at the beginning of the March.”と追加書き込みがあり、3月上旬に発表と言ってましたが第二週が過ぎても発表されず、、結局昨日の3月19日に結果発表というゆっるゆるな感じでした。
入賞者は10名が選ばれ、賞品はCMFの3製品(WATCH PROとBUDS PROとPOWER 65W 6aN)が貰え、入賞したデザインはWATCH PROのフェイスとして使用出来る様にしてくれる様ですが、発表された結果は、、、














ということで、入賞、TOP 10 WINNERSに選んで頂きました。ありがとうございました。セレクトされたフェイスは私が応募したデザインの中では一番実直な、いわゆるスマートウォッチのフェイスっぽい下のデジアナなフェイスデザインでした。
(こう真正面からの画像データそのままをサイトにアップすると中華なスマートウォッチ用のフェイスにすぐにパクられてしまうのですが、、、最近はもう諦めてます。今でもAmazXXXとかで私のパクリデザインが多々アップされたりしてますが。。)

アナログ時計のオレンジのリングはバッテリー残量表示にもなっている想定です。(上の画像で60%状態)黒い細い線は秒針想定で、使用している縦長のフォントは私の好きなDIN Condencedです。スマートウオッチでは結局はこういう真っ当で多機能な表示をしているフェイスを私は一番使うんですが、コンペとしてはインパクト薄なので、これはムリかなと思っていたのですが、このデザインをセレクトして頂きました。ありがとうございました。

以下、応募した他の案もご紹介。
下は応募した5つのデザインの中では私的には一番気に入ってるフェイスです。以前にこちらのブログで触れました様に、脳と脊髄の断面、視神経、アキラ、テクノ、のキーワードでデザインしたものです。大きい15の数字は日にちで右下には小さく歩数、消費カロリー、心拍数を表示してます。下は検討中の画像です。脳と脊髄の断面モチーフの使用に特に根拠はありません。なんとなくテクノな感じのビジュアルを作りたいと考えていく上でどこかよりどころが欲しく、やってくうちにこうなってきました。

しかしCMFの中の人には刺さらなかった様で、セレクトされず残念。追ってClockologyでApple Watchで動く様にしてあげようと思います。

次、下はかなり現状のCMFのフェイスデザインに寄せつつ、平面構成っぽくデザインしたものです。左のグレーのゾーンはバッテリーインジケーターにもなっている想定で、上から徐々に濃いグレーのゾーンが増えていき、画像でバッテリー残量70%の状態です。

斜視。そもそも黒以外の色で全面をベタに塗ったフェイスは黒い幅広の額縁が見えてしまう為、あまり好みではありませんが、1案ということで。

次、上下のシリコンベルトが時計の中で繋がっているのかの様に見えるフェイスです。AppleのVision Proを装着している人の目か透けて見えてるかの様な表示のEyeSightにインスパイアされて作ったフェイスです。

斜視から見ると繋がった様にはみえませんが。。(EyeSightはOLED前にレンチキュラーレンズを使ってちゃんと立体的に見える様にしているんですよね)4色あるベルトに対応して4色のカラバリがある想定です。折角フルカラーで綺麗な表示が出来る画面なので、写実的なフェイスもあっても良いかなとデザインしました。(フェイスのベルト部は撮影した画像です。)

最後5案目。今年著作権が切れパブリックドメイン化された、蒸気船ウイリーのモノクロミッキーを使用したフェイスです。CMFさんにこのフェイスを出す度胸があるかを問うフェイスですw

これが入賞し出れば公の企業がⒸDisneyを付けずにパブリックドメインミッキーを使った初の製品となったはずですw これも追ってClockologyでApple Watchで動く様にしてあげようと思います。

・・・という様に、いわゆるスマートウォッチっぽいのから、パブリックドメインミッキーまで、それぞれ違った方向性のデザインで5案作ってました。下も検討中の図です。ミッキーは黒背景のものを最初検討していましたが、黒い手には縁取りが必要となるのでどうもイマイチでしたので、縁取りが不要なグレーベースのものにしました。

下は応募した画像。応募は1人1画像までで、その中にならば何案入ってても良いという謎規定でしたので、5案まとめて1つの画像にいれました。

で、最後に。今回1点謎だったのが、応募デザインの画面サイズのフォーマットが205×251ピクセルの画面で角Rは60ピクセルの指示だったのですが、それで作った下の画面の画像(4隅のR60の外側を赤ベタで塗った状態)をWATCH PROで表示させると、下の画像のWATCH PROの様に四隅に微妙に赤いゾーンが見える=現物の角Rは60ピクセルより小さい事が分かります。オフィシャルが角Rの指示を間違ってたんですかね??まぁ指示がそうだったので、それで応募しましたが、募集要項で一人何点出せるか明示されてないとか、応募におけるデザインガイドラインのリンク先はFIGMA経由でないと見れないとか、発表日時が延々と延びる等、いろいろと大雑把なコンペではありました。

しかし入賞デザインを製品にインストール出来る様にしてくれるのは嬉しいですね。と言いますか、自作フェイスを自分でアップできる仕様にしてくれるのが一番嬉しいのではありますが。。以上、CMFのフェイスデザインコンペに入賞したことのアップでした。追って進捗や入賞賞品が到着次第、またここに追記します。(2024.3.20.)

2024.3.26.追記・・・入賞したフェイスのデザインデータを送ってくれとのことで、イラレデータを送りました。しかし、やりとりがメールでなくインスタのメッセージのみだったので、画像は送れるものの、イラレのデータ等は送ることが出来ず、、、結局Googleドライブにデータを入れ、そこへのリンクを送りました。下はデータをバラしているの図です。フェイスのプログラミングにフォント読み込み機能があるか不明だったので(今は大抵フォントデータは埋め込めるかとは思うのですが)、一応使用した文字全てのアウトラインデータ化したものを作ったりとか、バッテリー残量はリニアにプログラミングで表示して欲しいところですが、応募時のデザイン規定には10%ごとの画像しかなかったので、それに倣って作ったりとか、意外と面倒でした。

データバラシのついでに各文字の大きさのバランスも少し見直し、全体的に大きくしておきました。(当ページの画像全て最初のものから差し替えておきました。ぱっと見、時刻表示デカすぎに見えますが、実際WATCH PROに表示させたら元々大きい筐体なのでこのくらいの方がバランス良く見えたので大きめにしました。)・・・以上、デザインデータを送った、の追記でした。実装されるの、楽しみです。

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