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おそらく1970年代のものと思われる、LEDデジタル時計風のおもちゃです。バッテリーを内蔵し、右のボタンを押すとLEDデジタル時計の様に時刻が赤く点灯します。(おもちゃですので、デジタル時計のムーブを搭載している訳ではありません。それ風に数字が点灯するだけです。)
まずはパッケージからご紹介。ブリスターパック状態でのデッドストック品の入手です。
カラバリもあり、赤と青、2種類入手しました。他のカラバリがあったかは不明です。
時計部拡大。ベゼルはどちらも金色です。
PUSH HEREとあるので、パッケージの外からボタンを押し、時刻が点灯する様が見れた様です。現状バッテリー切れなので点灯はしません。パッケージには12:00と点灯しているイラストがありますので、この様に点灯するのでしょう。またバッテリー交換は前面のベゼルを外すことによりできるとの記載があります。
しかしこのパッケージのお子様たちがおしゃれです。特に女の子、黄色いタートルネックの上下の上からイームズのファブリックっぽいプルオーバーのシャツ、良いですね。男の子は600万ドルの男っぽいですw
パッケージ背面は何も記載されてませんでした。
ということで、青い方だけ時計を取り出してみます。パッケージの目立たないところに切れ込みを入れ、時計をズルズルと引き出します。
取り出した状態。よく見ると時刻が表示するらしきところがうっすらと窓っぽくなってます。
反対側面から。
シンプルな背面。中央にこの時計のメーカー名らしきARCO(パッケージには小さくARCO INDUSTRIES LTD., NEW YORKの記載があります。)とMADE IN HONG KONGの表記があります。ARCOとは当時のおもちゃメーカーの様ですね。
手に取った状態。右のボタンが結構突出しています。
反対側面から。
ということで、バッテリー交換に挑みます。(おもちゃな時計はバッテリーが切れたら交換出来ずそれでおしまい、という物が多いのですが、これはちゃんとバッテリー交換も考えられててえらいです。)パッケージにあった様に、金のプラベゼルを外してみます。さて、時刻表示部はどの様な仕組みになっているのでしょう、どきどき・・・
で、外した状態が以下になります。
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なんと!8種類の時刻が黒い円盤に円周状にぐるっとあってびっくり。これは時刻表示が固定の1つだけではなく8つから選べるということですね。で、どう変えるのかと思い、試しにボタンを回してみたら案の定、円盤も回転しました。このボタンがただのプッシュボタンの形状でなく、回転させるリューズの形状をしていたのはそういった理由からだったのですね。気づきませんでした。て言うか、パッケージにそんな時刻を変えられる事など一言も書いてないし!
円盤を取り出してみました。45度おきに数字の穴の開いた黒い円盤の上に薄い半透明のシートが貼ってあます。
裏面。プラスチックの成型品ですが、かなりがんばって数字の穴を抜いてます。穴なので、0、6、8、9などの数字の丸い部分が抜けてしまう数字が使えないので、それ以外での数字での時刻表示をしてます。ので、こんな中途半端な時刻になっているのでしょうね。また、パッケージには「12:00」と時刻表示しているイラストがありましたが、0が使えないので12時は「12」としか表示できないです。
円盤の下はこんな状態でした。ちなみに風防は赤い透明樹脂製で、裏に窓部の穴の空いた黒いカッティングシートの様なものを貼り付けてました。
拡大。大きなムギ球と大きな見慣れないバッテリーが鎮座してました。リューズの軸には時刻の円盤を回転させる歯車があります。
電池を取り出しました。これはきっと水銀電池ですね。交換するにしてもこれは持っていないので、、、
とりあえず手持ちで一番大きかったSR44Wを入れてみます。
直径が小さい分、隙間に厚紙を切って入れ、とりあえずマステで固定してみました。で、ボタンを押すとムギ球はめでたく点灯してくれました。ムギ球が切れていたらLEDに交換など、面倒だなぁと思ってたので良かったです。
しかし粘着力の弱いマステでは何度かボタンを押してるとバッテリーが浮いてきて底面の接点と離れてしまい点灯しなくなってしまったので、最終的には下の様な状態で電池を固定しました。薄い透明塩ビ板を両面テープで貼り付け、さらにセロテープで固定し、電池と塩ビ板の隙間に厚めの紙を入れてます。雑な仕事ですが、とりあえずこれで大丈夫になりました。
で、風防をはめて元に戻し、ボタンを押すと、見事にLED時計風に点灯してくれました。おぉ〜
もう一枚。いわゆるデジタルなセブンセグメントなフォントでない数字が赤く光るのが新鮮です。同様な手段で数字を点灯させるRAVISAのメカデジ(こちらでご紹介)を思い出しました。
リューズを回すとこんな風に時刻表示をしてくれます。カッコイイ。時刻表示部にクリック感がある訳ではないので、うっすらと見える時刻を確認しながらリューズを徐々に回していき、ちょうど窓部に時刻表示がくる様に合わせるという感じです。もしくは押して点灯させながら回すなど。それぞれのちょうどの時間に「今何時?」と聞かれると威張れそうですね。
ということで、ここまでの作業を動画にまとめておきました。
・・・仕組みも分かったところで、ひと段落し、前に購入したおもちゃなメカデジ(こちらでご紹介)とツーショット。
どちらも本体価格よりも海外からの送料の方が圧倒的に高い案件です。
点灯状態と。メカデジの方はちゃんとジャンプアワーな時刻送りをしますし、どちらも侮りがたしなおもちゃな時計です。
全体像。メカデジの方はお子様向けにすごく短いベルトだったのですが、今回のモデルは大人の腕にも巻ける長さです。
最後に最初の画像で時刻を表示した状態です。
以上、お子様向けなLEDデジタル時計風おもちゃな時計のご紹介でした。(2023.5.28.)