ムーンスウォッチのスヌーピーモデルの白バージョン(こちらでご紹介)に続き、結局黒バージョンも入手しました。やはり黒、カッコイイです。(オフィシャルのサイトはこちら)
以前に私が作成したスヌーピー黒バージョンの予想コラ画像(こちら)ではムーンのケースを黒くして右上のインダイヤルをムーンフェイズにしたもの=インデックスバーや針のスーパールミノバ部は白、だったのですが、リリースされた製品はなんとスーパールミノバを黒くするという(黒くても一応発光します。)、それはアリなのか?という手段を投じることにより、ムーンやマーキュリー(その他、オメガのダークサイドモデル等)とも異なる、オリジナルな黒スピマスデザインとして上手くまとめて登場しました。
2年前ムーンスウォッチが発売され、その年の後半、「こんな黒いムーンスウォッチが欲しい!」とダークサイドオブザムーンアポロ8号モデルバージョンのムーンスウォッチのコラ画像(こちら。ご紹介している記事はこちら)を作って以来、ずーっと黒いムーンスウォッチを待ってました。途中、私のCGを勝手に中華なメーカーが作ったりとかしてましたが、、、2年経ってやっとまっ黒ムーンスウォッチ(+スヌーピーのおまけ付き!)を本家スウォッチから出してもらえた感じです。
この全身モノトーン、カッコ良いです。
ムーンフェイズ部は白バージョンと違い、新月の時(スヌーピーのポジションが左右で月齢29 1/2の時)にスヌーピーが全て見えるという、白バージョンのマスク部を縦にしたレイアウトになってます。しかしそのムーンフェイズのマスク部分はダークウォームグレー色の半透明の樹脂になっているので、満月時にマスク部の下にスヌーピーが隠れてもぼんやり見える様になっています。これは良いですね。よく見ると外周の数字部のテーパー角を白モデルよりも減らしてその分でこのスモークパーツの厚さ分を吸収してるっぽいです。
背面。電池蓋は白と共通です。新月バージョンなのに何故に黒くしなかったのでしょう?ムーンフェイズ部にスモークパーツを追加したことによる、しわ寄せのコストダウンでしょうかね?
タキメーターの表面処理は白モデルと違い、マットな感じです。
白い縁のある黒いスーパールミノバはマニア的にはどうもビンテージ時計の夜光が剥がれ落ちた風にも見えてしまいます。
基本スピードマスターそのもののディティールなので、そりゃカッコイイはずです。
こんなスピマスの顔してるのに、めちゃ軽、というギャップが良いです。
渋いですね。渋いけどスヌーピー、というギャップも良いです。これはいわゆるギャップ萌えってやつですかねw
腕に巻いた状態もう一枚、屋外で。
パッケージは基本白黒同じ感じです。
黒は表面が凹凸のシボありです。白はマットな感じです。
白黒ツーショット。
スヌーピー以外はほんとネガポジ反転って感じです。
2つ手に取ってもめちゃ軽いです。
ムーンも入れて。満月、新月、月オリジン、ですね。
これまでずっと腕に巻いていたパチダークサイドオブザムーンアポロ8号モデル(詳細はこちら)と。
全てのクオリティーは当然オリジナルの方が良いのですが、パチの黒い普通のプラスチック製のケースは、オリジナルのバイオセラミック製ケースと比較して圧倒的に安っぽいという感じはしません。ネプチューンの青などの有彩色のパチ物は明らかに安っぽいプラケースな見えなのですが、黒いプラケースはそれほど安っぽさはありません。(ラグの裏あたりはボテ肉でひけてたりしていますが。)
それぞれに良いです。
ついでにオメガのオリジナルのアポロ8さんと。
その圧倒的な存在感、ブラックセラミックのソリッド感、文字板の密度感、、、並べてごめんなさいという感じです。
キンングオブ黒スピマスと超廉価版汎用クオーツ黒スピマス、といった感じです。
さらについでに購入時にもらえるUV(紫外線)ライトについて。下の画像、キーホルダー部がフック状になっている上の物が購入するともらえるもの、下はこちらのアマゾンで購入したものです。
ほぼ同じですが、右の購入時にもらえる物の方が若干LEDが大きいです。
照らしてみた状態。下はまず私がアマゾンで購入したもの(LEDの波長は375nm)です。蛍光塗料で印刷されたスヌーピーの月と背景の星、テキストが青く発光し、インデックスや針の黒いスーパールミノバも白モデル同様、緑色に発光しています。黒くても緑に発光するんですね。
下はもらえるもので照らした状態。アマゾンで購入したものよりも光量はかなり強く、蛍光塗料部の月等は同様に光るのですが、インデックスや針の黒いスーパールミノバ部はほとんど発光しません。これはショップで無料でもらえるものは紫外線LEDではあるものの、より可視光に近い波長のLEDだから光量も強く見え、もともと発光しにくい黒いスーパールミノバを白いスーパールミノバほど発光させることができない、ということなのかもしれません。(もしかするともらえる方のUVライトはアマゾンでより廉価で買える、波長が395nmと、より可視光に近いこちらのものかもしれません。未確認ですが。)
下はどちらも少し屋外に出してから日影に持ってきた状態。白モデルのスーパールミノバは発光してますが、黒モデルの黒いスーパールミノバは少し黒から緑色になっていますが、ほとんど発光してません。もっと長時間紫外線にあててれば光るかと思われますが、やはり黒いスーパールミノバは辛いですね。 サイトには「インデックス、アワーマーカー、時針と分針、クロノグラフの秒針先端は、グレード A Super-LumiNova®により、暗闇でも完璧に光ります。」とありますが、これは誇大表現になりそうな気がします。・・・しかし、製品コンセプトが暗闇の「新月」ですし、黒くしたことにより、どのモデルとも異なる黒スピマスデザインができたので、よしとしてあげましょう。光らない訳ではありませんし。
ということで、最後にもう一度斜視を。
以上、ムーンスウォッチスヌーピーの黒バージョンのご紹介でした。(2024.4.18.)
2024.5.23.追記・・・今更ながら満月の今日、気がつきましたので、月齢表記の間違い?について追記します。
まず、そもそもこのNEW MOON(新月)をモチーフとしているオールブラックモデルのムーンフェイズ部分は何故に白モデルと違い「縦レイアウト」にしているのでしょう?上の方にも少し記載しましたが、月の満ち欠けがグラフィカルに分かるムーンフェイズの表示としては縦にすると非常に見にくくなるのに、単にホワイトモデルとの差別化する為だけに縦にしたのでしょうか??これは私が考えるに、既に月の印刷を満月でなく三日月に寝てるスヌーピーにしてしまったので、月の満ち欠けをビジュアル的に表現する機能(満月状態の月を印刷した円盤が回転していき、表示窓の円弧状の形状で月を徐々に隠す様にして月の満ち欠け状態を表示する機能)はほとんど果たしていないので、ならば、このブラックモデルは「新月」モデルなので、ムーンフェイズ機能よりも「新月(スヌーピーが水平位置)の時にスヌーピー がフルに見える様にようにしよう」という事で縦レイアウトにしたのではないかと思ってます。(でなければ、単なる見た目のホワイトモデルとの差別化の為だけにわざわざ機能的に劣る見難い縦レイアウトとする事は考えにくいので。)しかし、そうすると、通常の満月の時はスヌーピー は真上と真下に来る事になり、満月時にスヌーピーが全く見えなくなるのもなんなので、配慮として半透明のスモークのマスクにしたのではないか、と私は勝手に解釈しています。下はその考えに基づいた「新月時」の状態=スヌーピーが水平で一番見える状態、です。月齢表示は新月の29 1/2で背景の月も真っ暗の新月状態です。(スウォッチのサイトのオリジナル画像を画処理してます。)
その考えに基づくと「満月時」の状態は下の画像の様になります。ホワイトモデルと違い、満月時にスヌーピーは隠れます。このモデルは新月をデフォとするモデルなので、新月と真逆の満月時はこうなるよ、というスタンス。「新月目線の新しいムーンフェイズ表示」として、これはこれでスウォッチらしく新しい考えで良いね、と思っていたのですが・・・
ところが!スウォッチのサイトでは今日のムーンフェイズの表示を確認することができるので、満月の今日、サイトを確認したところ、上記の私の妄想など全く関係なく、満月=左右にスヌーピーが全て見えてる左右位置にスヌーピーは表示されていました。え、えぇ〜〜!??
・・・なんだよ、これじゃあ結局何も考えずに、ただ白モデルの表示を縦にしただけじゃないかよ!浅いな!! と非常に残念に思いました。しかし、これはこれで月齢表示に矛盾があり、このスヌーピーの位置を満月とするのであれば、その両脇の月齢表示は満月の15になっていなければならないのに(2つ下の画像の様に)、29 1/2と新月の月齢になっているので、このままでは表記ミスかと思います。白モデルをベースに窓は90度回転させましたが、外周の月齢表記も90度回転させるのを忘れたのでしょうか??
つまり、上のスヌーピーの位置を満月とするのであれば、下の画像の様に月齢表記を90度回転させて、13と17の間の・(15)が水平位置に来る様にするべきかと思います。
この表記はwebでの表示だけでなく、現物の印刷も下の画像の様に同じ表記をしています。さぁ、スウォッチさん、どうする!??
最初の私の妄想に基づく、新月モデルなのでスヌーピーが一番良く見える水平位置を新月状態とするのであれば、現状の月齢印刷表記は正しいので問題は無いのですが(私的にも表示を縦にした意味合いも含めてそうであって欲しいと思うのですが)、その場合はスウォッチのサイトの月齢表示のスヌーピーの位置は間違っているので現状より90度進めてマスクの下にする必要があるかと思います。また、この新月ベースとしたムーンフェイズ表示は一般的にちょっと分かり難いので、「このモデルは新月をベースとしているので新月時にスヌーピーが全て見え、満月時にスヌーピーは隠れる仕様になってます。」的な注釈は必要そうです。逆に、スウォッチのサイトでの表示を正とするのならば(様にスヌーピーが水平時を満月とするのであれば)、現状の月齢印刷は誤りであり、製品リコールして修正すべき案件かと思います。swatchさんどうですか?2つのムーンフェイズモデルの様に白黒はっきりさせましょう。公式の見解お待ちしています。・・・以上、ムーンフェイズ表記について気がついた事の追記でした。
2024.5.24.追記・・・どうも分かり難いので上記の追記、少し書き直しました。(あまり変わらん気もしますが)要は今の印刷のままでも問題無いけど、その場合はスウォッチのサイトのムーンフェイズ表示のスヌーピーの位置は満月時にスヌーピーが上下で隠れる位置になる様に90度進める修正が必要、もしくはサイトの表示の様に水平にスヌーピーがいる位置を満月とするのであれば、印刷は間違っているので、左右が15になる様に月齢印刷を90度回転させた修正が必要があると思うが、スウォッチさんどうよ?ということです。
2024.6.25.追記・・・ムーンフェイズ部の月齢表記が90度ずれているのではないかの件。どう考えてもおかしいので、サイト経由でスウォッチに問い合わせてみました。で、5日後に回答が来たのですが、
「(略)〜これにより、新月が中央(約15)になります。科学的でも天文学的でもないですが、それがスウォッチになります。」
と、ジョージルーカスが「宇宙では音がしないのにスターウォーズはおかしいだろ」の問いに対する「俺の宇宙では音が出るんだよ」と回答したのと同様な回答しか得られませんでしたw 「これにより」の根拠となる前段階の説明が本国からの英文の回答を自動翻訳したかの様な日本語で、新月バージョンだから新月が上になる様にした事に関する説明のみで、それに伴う表記に関しての説明は全くされておらず、また、「それがスウォッチです。」と言い切ってるあたりから考えるに、おそらくスウォッチは
「新月バージョンとなるこの時計では新月が満月、故に新月の月齢表記を15(一般的な満月の月齢)とした。」
と言いたいのかなと思いました。それならそれで逆に気持ちいいんですが、誤解を招くので、その事は少しでもサイト等に記載すべきかと思いますし、私の質問に対するメールの回答は全く説明になっていないので、(私のこの解釈も間違ってるかもしれませんし)再度説明を求める返信はしておきましたので、追加情報入り次第、またこちらにアップします。・・・以上、スウォッチに問い合わせたことの追記でした。