SEIKO / MATIC WEEKDATER

ANALOG

セイコーの1960年代の自動巻きのモデル、セイコーマチック ウイークデーターなんですが、上のモデルは以下にご紹介します2本のモデルを合体させて私的にベストなデザインのモデルに組み上げたウィークデーターになります。(2020.5.11. 追記 / さらに裏スケにもしました。ページ最下段にアップしています。)

セイコーのマチックシリーズはウィークデーターの他にセルフデータ、スリム、R、スポーツマチック、国産初の自動巻クロノメーター等、その機能とデザインのバリエーションが非常に多いのですが、以下にご紹介します合体に使用した2本のウイークデーターはその中でも特にそのデザインがグランドセイコー等にひけを取らない、もしくはそれ以上に非常に真っ当にカッコよくまとめられているモデルかと思います。で、より最強の1本にすべく、それぞれの良いところをピックアップして合体させたのが上のモデルになります。

ということで、まず以下に合体の素材になった2本をご紹介します。(上のモデルの詳細は最後にご紹介します。)

素材その1:セイコーマチック ウィークデーター 35石(6218-8971)
下のモデルは1967年製造のSeikomatic weekdater(6218-8971、)です。 無駄なディティールの一切ない文字板、6時位置に「土曜日」とフルに表示される曜日の表示が時計全体がオーソドックスになってしまう事を防ぐと同時に国産ならではのいい感じな昭和感を醸し出しているのもとても良いです。

時計本体の円筒形に外接するテーパー状のすっとしたラグのデザインがとても良いです。

ラグの内側の三角形の面取りがよりシャープな印象を与えています。また分のインデックス表示も文字板に印刷ではなく、テーパー面のダイアルリングを設け、そこに印刷していることにより、文字板に程よい立体感を与えています。

スクリューバックの裏蓋でイルカの刻印があります。リューズは手巻き機能の無い自動巻きであることから、本体に小さく埋め込まれています。

裏蓋を開けた状態。Cal.6218Bです。

素材その2:セイコーマチック ウィークデーター 26石(6206-8990)
次は同ウイークデーターの6206-8990です。発売はこちらの方が先の1964年です。ラグの外側のテーパー形状が時計本体側面に外接ではなく本体に突き当てた標準的な形状で、上のモデルにある文字板上のアップライトのセイコーロゴや曜日窓の額縁がありません。時計本来の時刻確認のし易さからくるデザイン的なバランスではボリューム感のある別パーツによるセイコーロゴや曜日窓枠を設けるよりも、こちらのモデルの様に印刷によるセイコー表記と額縁の無い穴だけの曜日表示窓の方が、時計としての立場をわきまえた控えめ目さで良いかと思います。12時位置のコマのマークの印刷もオリジナリティーがあって良いですし。

私の所有物は曜日表示が実は下の様な英文表記のモデルで、上の画像はフォトショで上のモデルの日本語表示を合成しています。入手当初、日英切り替え式かと思っていたのですが、切り替え式ではなく、日本語表示バージョンと英語表示バージョンと2バージョンあったというのを入手後に知りました。(面積をとるフルレターでの曜日表示で日英両方の印刷は物理的に不可能だからですね。)ここはやはり日本語の方が国産らしくて良いですね。

裏蓋の刻印はだいぶ薄くなってます。

2本並べてのカット。・・・まぁほぼ同じですねw

しかし、側面から見ると大分違います。やはりケースデザインは上の6218-8971の方がラグの角の面取りがスーッと上から下までスマートに繋がっていてカッコイイです。また上の6218-8971は風防まわりのベゼルの無い、ベゼルレスな薄い構造になっており、よりスマートな印象になっています。

合体
ということで、上の2本のいいとこ取りをしてがっちゃんこしたのが以下のものです。(1番最初にアップした画像と同じです。)最初にご紹介した6218-8971のラグがケース外周に外接したケースにアップライトのセイコーロゴと曜日窓の額縁のない6206-8990の文字板を移植した状態です。

ボリューム感のある分のインデックスバーなので、やはりバランス的にはこちらの文字板(印刷のSEIKOロゴと曜日の額縁なし)の方が良いと思います。アップライトのセイコーロゴもきちんとして良いは良いのですが、スタンダードになりすぎますし、ここは一癖欲しいのでSeikomatic表記の方を推します。マチックならではのコマのマークもワンポイントで効いてますし。カッコイイ。

反対側面から。メリハリの効いたディティールで大人な感じです。リューズも埋め込まれているのでよりスマートな印象になっています。

バラしている途中の状態。ムーブメントを保持する構造など微妙に違ってました。

それぞれのムーブメント。曜日の印刷はこんな状態ですので、日英表記両方印刷しての日英切り替え機能はやはり無理ですね。

カッコイイケースにカッコイイ文字板で私的に完璧なWeekdaterになりました。

私は今回2本を合体させましたが、合体前のオリジナルのウィークデーターは現在ヤフオクなどでも数千円から1〜2万円程で入手出来ますし、価格とデザインと機能(後にグランドセイコー初の自動巻きモデルの62GSへと発展していく62系の機械を搭載)のバランスに優れた、国産アンティーク時計に手を出す第一歩のモデルとしてもウイークデーターは非常にオススメなモデルかと思います。トンボ出版「国産腕時計5 セイコー自動巻1」の記事を引用させて頂くと、「まぎれもなくこの『セイコーマチック62系』シリーズは、国産標準振動系腕時計の本流にあって耐久性・コストパフォーマンス等あらゆる面において、まさに不動の地位を占める重要な製品群であると考えるべきでしょう。」とあります。私は正直、マチックはこれまで特に注目していなかったのですが、今更ながらこれらのモデルによって、マチック侮りがたし!(別に侮っていた訳ではありませんが)な事に気づいてしまい、更に私的にベストな1本にすべく合体させた次第です。

以上、最強のセイコーマチック ウイークデータを作ってみたことのご紹介でした。

2020.4.10. 追記・・・合体weekdater、画像を少し追加します。まずは少し横の方から。この上下に伸び伸びとした、しっかりとしたラグが良いです。

下の方から。で、なんでこのケースデザインにこんなに惹かれるのかと思ったら、、、

スター・ウォーズのミレニアム・ファルコン号っぽいからだということに今日気づきました^ ^

以上、画像の追加でした。

2020.5.11.追記・・・このウイークデーター専用のカスタムメイドの裏スケ裏蓋を入手しましたので、追記します。まずは上の2本合体状態のものにそのまま裏蓋交換した状態です。右はこちらでご紹介した裏スケマチッククロノメーターです。

とてもいい感じなのですが、どうせ裏スケにするのならより映える金色メッキされた6206-8990の方のムーブの方が良いかなと思い、文字板同様、ムーブもこのケースに移植しました。そもそも文字板は6206-8990のものなので、その方が文字板と機械が揃って良いかなというのもあります。
で、下の画像は移植終了した状態です。特に問題なく収まってくれました。ちなみに元の6218-8971の機械(発売は6206-8990より後です)にはプラスチックパーツが使用されてました。(下の画像手前右のリング状の透明パーツ)

で、完成した状態。石数はこちらは26石で少ないのですが、裏スケがいのある見栄えです。

これもマチッククロノメーターと並べてみました。同じマチックシリーズの裏スケで金銀コンビになって良い感じです。

前面。クロノメーターの方はやはり一回り小さいです。

移植された残りのパーツを組んだ状態のものと。ムーブの逆の移植はムーブを固定するリングの径が微妙に大きく入れることができませんでした。ので、ムーブは収まったものの、文字板は少し浮いた状態になってしまっていますが、とりあえずこのままの状態でいつでも戻せる様に保管しておきます。

最後に普通のカットを。やはりこの青い「土曜日」が良いですね。

このおめでたい感じの赤い「日曜日」も良いです。「にっぽんの日曜日」って感じです。

以上、ウイークデーターも裏スケ化したことのアップでした。

 

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