SEIKO QUARTZ LC 05LCA
Cal.0524 第二精工舎製 1974年12月19日発売 当時65,000円
ケースの作り込み具合では05LCよりも手が込んでいるかと思われる、05LCの後継モデルの05LCAです。価格が半分まで下がったとはいえ、そのクオリティーは05LCにまったく引けを取りません。このモデルもくるんくるんな楕円形をしており、ステンの本体からベルトにかけての一体感が素晴らしいです。
液晶表示は05LCの秒表示がコロンの点滅だけだっただけなのに対し、この05LCAは10秒積算のバーが点滅表示する様になりました。前面のボタン類はこれも時刻修正とライト点灯用なのですが、中央のライトのボタンは他のボタンよりすこし高めに突出していて押しやすくなっています。 このモデルのただ一つの難点をを挙げるとすると、裏蓋がスクリューバックじゃないことでしょうか。けっこう固めのパッコンとはめるタイプで、本体が丸いだけに押さえにくく、非常にはめにくいです。
以上、簡単ですが05LCAのご紹介でした。これもそのうち画像追加したいと思います。(2019.10.12.)
2020.9.29.追記・・・「そのうち画像追加したいと思います」と記載してからほぼ1年が経ってしまいましたが、やっと撮影しましたので、ここで改めて画像を追加します。
まずは昔出した本の表紙の様なカット。久々にこの時計を出し電池を入れましたが、やっぱカッコイイですね。
反対側から。おでこ光ってますw
本体の丸い部分とベルトの付くベース部分は別体風ですが、一体のステンの塊からの削り出しです。
表面処理は側面と正面ガラス周りのみ鏡面仕上げで他はヘアーライン仕上げです。
秒表示はありませんが、10秒ごとに上の三角が一つずつ増えていきます。
しかし、このケースのステンレスの塊から削り出す切削工程や、外装にヘアーラインを入れる作業を見てみたいものです。
中央のボタンを押すと照明もちゃんと光ます。
見上げた感じ。かわいいような、ちょっと怖いような。
プッシュボタンはこの位突出しています。
側面から。裏蓋とフロントガラスは水平です。
何しろこのケースとベルトの一体感のある作り込みが素晴らしいです。
逆に、このベルト以外は付きませんが、、、ものすごいクオリティー&カッコ良さです。
裏蓋です。電池の入るあたりが厚くなっています。ベルトも特殊な固定方法になっています。
裏蓋を開けた状態。バッテリーはSR44Wを使用します。ムーブメントも出してみたいところですが、液晶のムーブメントはちょっとした事で表示しなくなってしまったりと、非常にデリケートなので、大事を取ってやめておきます。
以上、様々な角度からの画像の追加でした。これでまた電池を抜いて永久保存体勢に入れようかと思います。