ISSEY MIYAKE WATCH 展を見て来ました。

今年で20年目になるISSEY MIYAKE WATCHプロジェクトの展示会を21_21でやっていたので見て来ました。(サイトはこちら。11/3まで開催しています。)12人のデザイナーによる25本の腕時計が展示されていたのですが、ざっと何本かご紹介します。

無料の展示会場はこんな感じです。1本1本丁寧に展示してあるのですが、腕時計は手に取ってなんぼだと思いますので、ハンズオンコーナーなどもあると良かったかと思います。

まずは深澤直人さんの新作、ELLIPSE。絶妙なバランスの楕円形ケースのクロノグラフで、現物を今だに見ていなかったこれを見る為に来たのでもありますが、、、思ってたよりデカいですね。もう一回り程小さかったらかなりかわいかったと思います。

あとは大体見慣れた時計ですが、ざっと撮影した時計を。同深澤さんのTWELVE 365。正十二角形の角をインデックスバーの代わりに使用するというアイディアはシチズンの過去のモデルでありましたが、これはこれで良いですね。ELバックライト点灯しっぱな感じの水色文字板、カレンダーの5日おきの表示もゆるくていいです。

同深澤さんのTRAPEZOID。発売当時、この外周のタキメーター表示に痺れたものです。このモデルのブラック仕様がカッコイイのですが、同展示ではモノトーンの時計ばかりなのであえてこの時計はこのカラバリのモデルを展示しているのですかね?

吉岡徳仁さんはもうアーティスティックに突っ走ってくれって感じですね。

岩崎君のモデル、これ発売当初からガラス変更してませんかね?発売当時に見た時はこの分厚い安っぽいガラスがダメだー、ツメが甘いな!と思ったのですが、今回みるとそんな感じはしませんでした。非常に端正にまとまってて良いのですが、ちょいケースのブカブカ感がありますかね。インダイヤルの外側に入れた表記を内容を絞り素直に内側に入れ(もしくは時表示の1〜12をやめ)、縦に入れたISSEY MIYAKEのロゴを素直にデート窓の上に移動するなどをし、ケース径をもう一回り小さくしてたらより密度感が上がり良くなる気がするのですが、どうでしょう。

で、ある意味一番存在感のあるのは奥山清行氏のGT。なんでしょう、このヨドバシとかでいっぱいぶら下がって売ってそうな佇まいは。。数年前の発売時の記事ではスケッチ1,000枚描いたとか見た気がするのですが、元カーデザイナー系は(同プロジェクトにもう一人いますが)、こういった繊細なプロダクトには向かなさそうですね。悪い訳ではないのですが、俯瞰してみるとやはり他のモデル並の造形的な新しさを感じられず、同シリーズ内のプロダクトとしてはなんとも孤立感あります。今回の展示のパンフ等のメインビジュアルでもサイドビューに特徴がある訳でもないのに横を向かされているのにその空気を感じます。。

以上、好き勝手書きましたが、ISSEY MIYAKE WATCH展を見て来た画像のご紹介でした。同プロジェクトにはカッコイイ「デジタル時計」の登場を期待します。(2021.10.29.)

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