iPhone 12 Pro 購入と歴代iPhone

先週末の発売日にiPhoneを12 Proに買い替えました。私は7 Plusまではナンバーが2年ごとに1つあがるごとに(iPhone 6から7へなど。途中に出るSでは機種変してません。)買い替えていたのですが、7の後の8(とXも)がなんと1年後に発売され、そこでペースを完全に狂わされ、それ以来ずっとiPhoneは購入していませんでした。(7 PlusがiPhoneデザインの最終形と言っても過言では無い位カッコ良く、iPhone8以降のジョナサンアイブ無き後のモデルがそれを超える物欲をそそられる魅力が無かったというのも理由かと思います。)

しかし、流石に4年使っているとバッテリーの持ちが悪くなってきたのと、LiDARが顔認証だけでなく、通常撮影側にも搭載されたこと(私的には3Dスキャナーとして遊ぶ)が決定打となり、今回買い換えることとしました。

という事で入手したiPhone 12 pro、まず目を引くのがPVD処理によりミラーフィニシュされたステンレスのサイドカバーなんですが、PVD処理って最近腕時計でも良くやられている処理で(PVDにも真空蒸着とかスパッタとかIPとかありますが。シチズンのサイトでのPVDの解説はこちら)、簡単に言うと非常に薄くて硬度のあるメッキ、という感じでしょうか。iPhone 12 Proは4色のカラバリのあるPVD処理をしていてどれも眩しい程に鏡面仕上げになっていますが、鏡面であるが故に指紋がつきやすいのが難点です。Appleは「かつてのiPodの様に磨いて愛でてね」というスタンスかもしれませんが、PVDによりコスメティックにコーティングされた金属の表面ってどうも本質でなくダメですね。ステンで鏡面処理をやりたいのなら、PVDなどせずに「研磨」しろよ、ステンに色つけるなんて邪道だろと言いたいところです。仮に研磨で鏡面仕上げに挑むにしても、例えば、「これまで限られた職人にしか加工することができなかった『ザラツ研磨』を完全無人化で加工することに成功しました。」くらいのことをするとか(グランドセイコーのザラツ研磨についてはこちら)、、、既存のPVD処理でなく、金属表面処理加工技術の進化を予想の斜め上を行く様な革新的な手段での進化をiPhoneで見せ続けて欲しいものです。かつて磁性流体研磨で漆黒の金属鏡面外装をiPhone7で実現し、量産製品の外装の新しい道を開拓した時の様に。(しかし、8以降のiPhoneを見ると、どうもそういったことはもうiPhoneには期待できそうもありませんが。。)

追記 :  案の定、店頭展示のiPhone 12 ProのPVD処理部分がたった数日の展示でかなり剥げてきている様ですね。やっぱPVDダメですねぇ。。て言うか、そもそもPVDって既にiPhone XSとかでもやってましたね。あまりにこの辺りの機種に興味無くなってきてたので忘れてました。。

と、うるさい事書きましたが、以下、12 Proのレビューは他で散々されているので、こちらでは過去製品との外装の比較に的を絞ってアップします。

まずは新しいiPhoneを購入する度に撮影している、所有するiPhoneを並べたの図。左から初代、3G、4、5、6、7 Plus、そして12 Pro。8、X、11そしてそれぞれのS等の派生を除く全てのiPhoneですね。

斜視。純粋に大きさの比較として並べるのなら7 Plusでなく7の方が本当は良いですね。2眼による背景ぼかしを試したかったのでこの時はPlusの選択をしました。

反対斜視。3眼ある12 Proのレンズだけ突然変異っぽいです。

画面側。電源入れてませんが、初代から全て動体保存してます。

並べて側面。台数が増えてきてこの撮影も大分辛くなってきました。

次、箱です。順番は本体と同様です。

初代が一番厚いですね。

初代と12 Proの箱の比較。ヘッドホンと電源アダプター同梱が無くなったので当たり前ではありますが、それにしてもかなりの差があります。

この体積差は物流コストに大分差が出るでしょうね。

iPhone 12 Proと側面が平面な過去iPhoneとの比較。まずは4と。4もステンですが、PVD処理などしてないので、ステンの素材感を活かした硬質な佇まいで良いです。この素材感で12を作って欲しかったです。

iPhone 5と。5はアルミですが、こちらもアルミの素材感を活かした非常に上品な感じです。アルミは染色できるので、色を付けたいのならアルミですべきですね。

以下は初代とのツーショット。初代、まるまるしててかわいいです。このレンズの差!

デザインのテイストは真逆を行ってますね。

そう言えば12の背面は意外と良いです。ガラスで金属ではないものの、マットな表面処理で、MacBook風な感じでもあります。

人の手の大きさは変わらないのにiPhoneはどんどん巨大化していきます。

初代が8ギガというのも驚きです。

長い事使ってきた7 Plusと。7の次はセラミックツルツル外装を期待していたのですが。。

iPad Proとも並べてみたのですが、iPad Proのアルミ外装のソリッド感、良いですね。色もiPadのスペースグレイの方がよりニュートラルなグレイ色で良いです。12 Proのグラファイトは微妙に緑っぽく、既に廃盤になってしまった11Proのミッドナイトグリーンっぽいです。

で、今は昔遊んでた旧iPad+Structure Sensor(前のブログでの3Dスキャンで遊んでたあたりの記事はこちら)とiPad Proと12 Proとで、3Dスキャン撮り比べをして遊んでます。こちら側にLiDAR搭載されたことでこれからAR系なアプリはみんなオクルージョンな表示が基本になるでしょうね。

ちなみにこちらはEFFECTRONというLiDARを使ったエフェクトアプリでの動画です。背景と人を分離して別々のエフェクトを加えられます。どうやって人を切り出しているんでしょうね?

 

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以上、iPhone 12 Proを購入したことのアップでした。

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