DIY LED WATCH CUSTOM

先日購入して組み立てた電子工作キットのLED腕時計ですが(下の画像。こちらでご紹介)、その中味を使ってオリジナルデザインの外装を考えてみました。上のCG画像が完成した状態ですが、白いプラスチック外装で、LED部分の肉厚を薄くすることにより、中で発光したLEDによる時刻表示が透けて見える、という前提のデザインです。

まずは現状の基板などを採寸し、3Dデータを起こし、

それに被せる様に外装デザインをしました。(SubDでのモデリングです。)基本何もしていないツルツルの丸い外装で、トップ面にUTDESIGNロゴを凹で入れました。

上カバーを開けるとこんな。ラグ部分も含んだケースにしたので、投影面積は元より大きくなってますが、

薄さは3mm程薄くなってます。

で、完成状態のCG。ただの白くて丸くてつるつるだとAirPodsのケースを腕に巻いてるだけな感じになってしまうので、、、

かといって腕に沿わせて湾曲させるのも腕時計デザインあるあるなので、ここは4つ足でふんばってる風にしてみました。

裏面はこんな感じで、4箇所あるビスのあたりが足風に凸になってます。黒いプッシュボタンが目で何かしらの生き物の様な感じです。(今見ると足部の凸具合をもうちょい滑らかにすれば良かったです。)

リアルなCG風。ベルトは微妙にグレーにしました。

トップの画像同様の黄色な背景で。白い時計は有彩色の背景にすると映えてくれます。

ついでに作った普通にLED部に窓穴の空いたバージョン。意外とこれも良いかも。こちらの1972年発売のLCDモジュールを搭載した世界初の液晶デジタル時計を丸くした感じですね。

現在、外装パーツを3Dプリント出力依頼をかけてますので、出来次第またここに追記します。ナイロン素材での出力にしたのでそこそこLEDは透けてくれるはずです。しかし表面はCGの様なつるつるにはならないので、ちと残念な感じにはなりそうではありますが、まぁ、サイズ感を見てみる、ということで。

以上、電子工作キットのLED時計のケースデザインをしてみたことのアップでした。(2025.7.29.)

2025.8.3.追記・・・3Dプリント品が出来ましたので追記します。つるつるではありませんが、さらさらな粒状感がとても良い感じです。

UTDESIGN のロゴも思ってたよりも出てくれています。

消灯状態。何もない時計。

点灯状態。コロンは常に点滅しているので、タイミング合わずに撮影すると下の画像の様に消えてます。また3Dプリント品は実際はもう少し青みがかった白でしたが、全てフォトショで青みを減らしています。

全体像。この時計の為にアリエクで白いApple Watch風のシリコンベルトを267円で購入しました。

裏面です。4つ足が膨らんでます。バネ棒は3Dプリントのケースに開けた穴に固定されているので、力を加えると外れてしまうでしょうね。実用を考えたらバネ棒固定部だけ別パーツの金属の3Dプリント出力品にしないとダメでしょう。

上カバーを外した状態。結構ぴちぴちに詰まってます。

Apple Watchと。でかいはでかいですが、足部を除いた本体の厚さは同じくらいです。

下は以前に作成したDIGITRENDの3Dプリント出力品(こちらでご紹介)をLEDの上に置いてみた状態です。ケースの厚さ1mmのところではこの位時刻が透けて見えたので、今回もケースの肉厚を同じ1mmにしたので、同程度の透け具合になるかと思いきや、ここまで透けて見えませんでした。同じナイロン材なのですが、より白いナイロン材が新しく出てたので(このDIGITRENDを作ったナイロン材は少しベージュっぽい色でした)、今回はそれを選択したら、素材に白い顔料が多く入っているからか、透け具合が減ってしまいました。もう一度、これと同じナイロン材で作ってみますかね?

で、ついでに作った窓の穴あきバージョンとオリジナルの透明ケースと。

LEDが直接顔を出しているので当然のごとく、くっきりと見えます。

消灯状態。

これはこれで良いですね。そもそも防水性など考えてないので、窓は穴なだけでLEDパーツがそのまま顔を出してます。

PIETER DOENSENさんの本に掲載されていた世界初のLCDモデルのELVIAブランドのモデルと。私のZODIACのモデルよりもこちらの方が窓が四角くて近いですね。

以上、完成した3Dプリント品の追記でした。また別バージョンも作りたくなったので、出来次第また追記します。

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