コラーニデザインの京扇子、正式販売開始!

ルイジ・コラーニデザインの京扇子『かはほりあふぎ(読み方はかわほりおうぎ)』、以前クラウドファンディングで成立し、限定生産された時から5年の歳月を経て、この度正式販売されることとなりました。まずはこちらのMakuakeからスタートです。

以下サイトの画像を拝借。オリジナルの再販に加えて漆による装飾をしたものや、竹から切削して作るフルオーダーのものなど、グレードアップされたバージョンも加えて再販されます。

詳細はMakuakeのサイトをご覧頂き、ここでは扇子自体の画像をご紹介します。(全て前のサイトからの転載です。)黒い扇子xコラーニデザイン、カッコイイです。(ちなみに「かわほり(蝙蝠)」とはこうもりの古名です。)

有機的な造形の親指のフィンガーレスト部。

反対面。この2本の親骨のみポリカーボネート製です。かなりの肉厚の成型なのですが、ヒケなど全くありません。おそらくインジェクション成型時の型温度や成型圧、成型時間等、かなり試行錯誤をされたかと思われます。

ここにColaniマークがあります。

閉じた状態とパッケージ。パッケージも非常に凝っています。

同梱されているリーフレット、シリアルナンバーカード、コラーニさんのスケッチがプリントされたカード。

試作品の画像を3枚ほど。手にしているのはアルミ切削によるものです。

綺麗に出来ています。

カッコイイ。アルミなのでそんなに重くはなかったかと思います。

以下3枚の画像は本邦初公開。プロジェクトスタートした極く初期に私が100円ショップの扇子に紙粘土を貼り付け作った試作。

コラーニさんのスケッチをいかに「らしく」立体にしていくか、検討してました。

これは粘土での検討。(その後の最終的な製品のモデリングは私ではありません。)

ということで、これは所有する扇子を今日撮影したもの。5年使用していますが、閉じた時に開き気味になるとかもなく、ばっと片手で開く開閉のしやすさも変わりません。

最後に、このプロジェクトがスタートした頃、コラーニさんと天ぷらなどを食べてた時の画像。右がコラーニさん、左手前はこの扇子の起案者のOさん、左奥が私、です。懐かしい。。。コラーニさんは2019年9月に他界されてしまいましたが、この扇子はコラーニさん晩年の量産化製品の代表作となりましたね。

以上、コラーニデザインの扇子の販売開始のお知らせでした。

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