CITIZEN / HISONIC Tuning Fork

Analog

1972年に販売された、シチズンの音叉時計のハイソニックです。(これはファーストモデルという訳ではありません。シチズン初の音叉時計は1971年の発売になります。シチズンさんのサイトでのハイソニックの紹介はこちら。)
極めてシンプルな文字板にポリッシュ仕上げされた、左右にぼよーんと膨れたオリジナルなケースデザインがとても良いです。音叉ならではのスイープ運針と、耳を近づけると聞こえる「プーーーーーン」という独特な作動音も良いです。

上下にぴょこんと飛び出たラグ部もかわいいです。ケースは鋭角的な断面で張り出ているので、かなり薄く見えます。

リューズには音叉のマークがあり、かなりボリュームのあるものが使用されています。

プラ風防は結構厚めに突出しています。

裏蓋にはハイソニックのマークのある金のメダルが付いています。(ベルトもオリジナルなのですが、裏面がかなりボロボロな状態です。)

裏蓋を開けた状態。3721A CITIZEN JAPAN 15J. の刻印があります。BULOVAのアキュトロンとほぼ同様のレイアウトですね。(ベルト付け替えてます。)

パッキンを外すとムーブメント上端にLIC. BULOVAの刻印が見れます。LIC.はLICENCEの略ですかね。

1972年の国際時計通信にあったこのモデルの紹介記事と。「これまでのものはすべて日付、または日付・曜日つきだったが、今回新発売するものはカレンダーのないシンプルなもので価格は36,000円。」とあります。価格も下がってきたとはいえ、隣のチャレンジタイマー が18,000円ですので、まだまだ高価な時計ではありました。

同紙の販売店向け広告。掲載されているモデルはこのモデルではありませんが、「お客様に直接ごらんにいれていただきたいシチズンハイソニックの特長。秒針の滑らかな動き、そして何よりも音叉の澄んだ響きに、ちょっとした驚きの表情が走るはずです。ここに感じとれる新しいウォッチの時代。音叉式だからできる安定した精度と、気品に満ちたすばらしい持ち味。日本の電子ウォッチ市場において、すでに75%のシェアーをもつシチズンが産んだ世界の一級品です。」とあります。とても自信に満ちたコピーですね。しかし、1969年にセイコーが世界初のクオーツ時計、クオーツアストロン 35SQを発売以来、この広告の1972年は世の中の流れ的にはクオーツへの移行が徐々に始まったあたりかと思います。(ちなみに、シチズン初のクオーツ時計Cal.88系は1973年で、日付曜日付きで77,000円で発売しました。)その5年後の1977年のシチズン のカタログでは音叉時計は既に掲載されていませんので、音叉時計は当時としては画期的な高精度を誇る駆動方式ではあったものの、クオーツの登場により本当に短命で終わってしまいました。

最後に、こんなモデルもご紹介。昔、地方の時計屋で格安で買った、ブルーメタリックグラデ文字板がいかにも70’Sな感じのハイソニックです。

6時位置のハイソニックマークを中心にしたスピン目が文字板に施されています。

以上、シチズンの音叉時計のハイソニックのご紹介でした。(2020.7.3.)

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