CITIZEN / AUTOMATIC

All

シチズンの1968年製造の自動巻きの時計です。同年代のシチズンのアクの強い時計を何本か続けてアップしてきましたが、これはそれらとはまた違った意味で存在感のある不思議な時計です。シチズンのこの頃の時計は大抵ジェットとかクリスタルセブンとかレオパールとかシリーズ名称があるのですが、この時計はその表記がなく無所属です。

短めで何もしてない長針、短針、なんとなく引いてみた様な9時〜3時の間のピンストライプ、1分単位の指標もなく、妙に間の空いた文字版、そしてこの5分おきのポコポコした箱型のインデックスがまた良いです。

なんでしょう、この箱庭感。文字板には芝生を敷き詰めたい感じですw 屋根に四角い穴の開いた11個の家を「時計としてのインデックスバーという使命を果たす為」というよりは「これから文字版を回転させてゾートロープアニメーションでも始めたいのか??」と思わせるかの様な並び具合です。

さらに拡大。インデックス1個1個に玄関の扉とか、窓とか付けてあげたいです。

6時位置には間を持たせる為かの様にPARA WATER SHOCK AUTOMATICの表記があります。リューズは大分埋め込まれてます。

背面です。裏蓋中央には寝そべったペンギンの刻印がうっすらと確認できます。

裏蓋を開けた状態。17石の機械で何故か黒いローターです。

最後に自然光下での画像を。極めて「素」な時計ですが、不思議ちゃんな感じです。

以上、シチズンの無所属不思議ちゃん時計のご紹介でした。(2021.8.5.)

◀︎ COLLECTIONに戻る

 

タイトルとURLをコピーしました