Bang & Olufsenのオーディオ機器を操作出来るリモコンを内蔵した腕時計です。発売は1993〜1996年の3年間だけだった様です。ミラー状のB&Oらしいシンプルなデザインのアナログ時計の上にリモコン操作スイッチのある、くの字に折れ曲がった非常に縦に長い時計です。
デザインは言わずもがな、Jacob Jensenです。ベルトと一体型のエッジの効いたデザインがカッコイイです。リモコン送信部の窓が初代パルサーのP1のルビーの窓の様に紫色に光り輝いてます。素材は何なんでしょうね?
ベルトはステンの薄い板金の裏におそらくウレタン系のプラスチック素材が一体成型されたもので、以前にシチズンの時計に多くあった構成のベルトです。裏蓋には、時計用とリモコン用の電池蓋があります。
腕に巻いた状態。やはり縦に長いです。リモコンとしての機能はVを押すとテレビがオンで、最後に見たチャンネルが表示され、(長押しではプリセットされた最初のチャンネルが表示)、続いてVを押しながらAを押していくとチャンネルが変ります。同様に、最初にAを押すとラジオがオンで、Aを押しながらVを押すと放送局の移動です。下の丸表示ボタンは短く押すとテレビもしくはラジオのオフ、長押しでスステム全体がオフになります。昔、時計雑誌の私のコラムで取り上げた時に様々なB&O機器で試してみたのですが、 Beosound1(当時の最新機種)までちゃんとリモコン操作出来ました。
前にインスタにアップした画像。
STRUCTURE SENSORの赤外カメラモードでリモコンボタンを押した瞬間を見てみたの図。LEDがちゃんと発光してる様子が見れました。
で、このベルトの長さ調整は「切る」しかないので、ハサミで切ってる時の画像。意外とハサミで簡単に切れました。
裏蓋のビスを外しバラした状態。バッテリーは時計部でSR621SW、リモコン部でCR1216を使用します。
で、この時計には文字板違いで2バリエーションあります。下の画像の様に文字板が鏡面のもの(左のモデル。上で紹介してるものと同じです)とマットな白っぽいもの(右)があります。以下非常に粗い画像ですみません。10年以上前にウォーターマーク無しでアップし、その後海外のあちこちのサイトに貼られまくってますが、以下の画像も私の画像です。
マットな白文字板バージョン。文字板が反射しないので、時刻確認はこちらの方がしやすいです。
拡大。文字板の処理が違うだけで、その他は同じです。
シルバー文字板バージョンは鏡状態なのでいろいろと反射します。ので、時刻の視認性的にはイマイチです。
色々写ってますが、シルバーの箱がパッケージです。
最後に腕リモ系3ショット。手前左はカシオの腕リモ(テレビの操作が可能です。)左奥はソニーのMDプレイヤーの腕リモです。それぞれにデザイン、素材が全く違ってて良いですね。
・・・とここまで記載し終わって、アップしようとしていたら、海外から以下の様なものが届きましたw 箱、取説付きのデッドストック状態のものです。
で、早速開封の儀。取説を出した状態。
中箱を開けた状態。
Beowatchを出した状態。ベルトには全面傷防止のフィルムが貼ってあります。
ベルトの長さ調節もしていない完璧なNOS状態です。で、こちらのモデルは文字板がマットな状態のものです。
手にとった状態。カッコイイ。
上で粗い画像でご紹介してましたが、文字板違いのツーショットです。17年前と同じことしてます。しかしこの画像では文字板の違いが分かりませんね^ ^ 奥が新たに入手したマット文字板のものです。
こちらの画像だと文字板の違いが分かりますね。左がミラー状文字板、右がマットな文字板です。こう見てもやはりマットな文字板の方が時刻が見やすいですね。
マットな文字板拡大。見やすいとは言っても分のインデックス等無いので、何分かは分かりにくいです。
リモコン操作部拡大。
リモコン部裏蓋拡大。BANG & OLUFSEN TYPE 9750 とシリアルナンバー(モザインクかけてます)が刻印されています。
時計部裏蓋拡大。こちらには
ALL SWISS MADE
SAPPHIRE
STAINLESS STEEL
WATERRESISTANT 30 METERS
QUARTZ
と刻印されています。
正面から。
ついでに最近ずっと腕に巻いているオメガのDe Villeとツーショット。
最後に、いい感じの斜視。基本私は買った時計は腕に巻きますので近日中にベルトを切って長さ調整をするかと思われます。
…最近はスマートスピーカー等家電製品を音声でコントロールできる様になってきましたが、やはりこういった「腕にはめたリモコンで操作する秘密兵器感」って大人になっても惹かます。・・・以上、バングアンドオルフセンの腕リモのご紹介でした。