リコーの自動巻きの時計です。年代は1970~80年代初頭あたりかと思われます。トノー型のケースにこのATフィールドの様なグラフィカルな文字板、とてもカッコイイ、と言うよりは、、、変ですw あえて言うならば、リコーらしくて「変でイイ」、ですかね。(前にご紹介したこれも変なリコーの時計はこちら)おそらく海外向けのモデルでパキスタンからはるばる届きました。
ケースデザイン自体は当時のデジタル時計風でもあります。針の回転軸あたりを隠している中央の黒い印刷とデイデイト表示部の黒線の枠は風防裏面に印刷されており、妙なレイヤー感があります。
文字板は金属感がありゴールドっぽいのですが、メタリックレモンイエローと言った方が近い感じです。文字板の黒枠と四角いインデックスは印刷です。
小ぶりなケースですが、厚みは結構あります。リューズは金で、2時位置のプッシュボタンは日にち修正用です。
リコーの海外モデルはいまいちいけてないモデルがほとんどなのですが、時々こういった変なモデルが見つかります。
ベルトもバックル部にRICOHの刻印がありますので、オリジナルかと思われます。
背面は極めて普通です。
裏蓋を置けた状態。21石の機械です。
最後に腕に巻いた状態。なんでしょう、このダサイのか、テクノな感じでカッコイイのか、なんともこの困惑させられる感じがこの時計の魅力といったところでしょうか。
以上、リコーの怪しい海外モデルのご紹介でした。