FUTURE FUNKのパクリ時計

機械自体はとても良いのにそのデザインが現行他社製品をパクってたフューチャーファンクの時計ですが、またパクった新製品を出す様ですね。下の画像、右が今回発売されるFUTURE FUNKの新製品FF106-SVNV-LBK、左はそのパクリ元となってしまったDERBY SWISSONICのメカデジ。(どちらも友人のHaKuさん所有物。当サイトではこちらでご紹介)どうしますかね。。カッコイイと思ってはいけません。オリジナルがカッコイイんです。「オリジナルは手に入らないし、安いからこれはこれでアリ!」等とパクりを認めてもいけません。

製品のサイトを見ると(こちら)(リンク先ページなくなりました。)『宇宙開発への夢に沸いた1970年代当時のスペースエイジデザイン要素を盛り込んだ』とありますが、要素を盛り込んだレベルではありません。過去の他社製品のデザインそのまま持って来てモジュール入る様に巨大化しただけですね。前のパクリの時は中華なサプライヤーの作ったパクリ時計の文字板変更だけだったのですが、今回はどうなんですかね?オリジナルへのリスペクトらしき記述も無く、、、マイナーな時計だろうがパクリはダメですね。

このDERBY SWISSONICのモデルは同ケースでGRUENブランドの物のあり、それはDoensenさんの本に掲載されています。こちら。

ちなみに最初のパクリ時計は下の画像。左、FUTURE FUNK、右、パクられたHumbert DrozのHD4。今はもうHD4は販売されていない様ですが、当時は普通に売っていたのに、現行他社製品そのままパクるってどんだけだよ、と思ったものです。

と、上のDoensenさんの本のページを見て思い出したのが、この最初のパクリ商品のページ(こちら)(リンク先ページなくなりました。)のDERBYのドラム回転メカデジの画像、どこから持って来たんだと思ってたのですが、これ、Doensenさんの本のこのページの画像そのままですね。引用元等の記載らしきものも何もないのでDoensenさんの承諾など取ってないんでしょうねぇ。で、当時このページを見たFUTURE FUNKの中の方が、右上のGRUENのモデルを見つけてしまい、次はこれで・・・な流れですかね。
1万円程の価格でこれだけのクオリティーの外装の時計が作れること自体はすごいことなのに・・・残念です。

以上、本当はDERBY SWISSONICの初期クオーツ時計を入手したので、それをアップしようと準備していたら、すごいタイミングでFUTURE FUNKがDERBY SWISSONICのパクリを出してきたので、今回はとりあえず先にこちらをアップした次第です。

2021.2.15. 追記・・・オリジナルのDERBY SWISSONICの時計を所有するHaKuさんからFUTURE FUNKと比較した画像を頂きましたので追記します。(以下UTDESIGNのウォーターマーク入ってますが撮影は全てHakuさんによるものです。HaKuさんありがとうございました。)

で、まずこのページの最初の比較画像もHaKuさんによる、ちゃんと2本を並べて撮影したものと差し替えました。現物を並べるとFUTURE FUNKはオリジナルよりかなり巨大でした。下は腕に巻いた状態での比較。文字板の基本デザインもほぼ同じですねぇ。

斜視で見るとケースデザインのパクリ具合がよくわかります。

さらに同DERBY SWISSONICのドラム回転メカデジの元祖と。

きちんとした手段を経てオリジナルへのリスペクトを込めた正式な復刻としての商品だったら応援したのですが、不正競争(他人の「商品の形態」を模倣した商品を第3者が販売し利益を得る行為)に当てはまる、単なるデザインパクり商品は、ダメですね。・・・以上、Hakuさんに頂いた画像の追記でした。

2023.12.18.追記・・・久しぶりにFutureFunkのページを見たら、これらパクリ時計は無くなってました。下の画像右のデザインのモデルはSold outながら掲載はされている様ですが、これも以前のサイトに記載しましたが、まぁ、こんな感じですね。

70年代のZodiacのASTRODIGITのLED版のデザインに少し前にBEAMS等で売っていた(今も売っている?)BOHLA WATCHのスリットデザインを乗せただけって感じですね。(スリットデザインのデジタル時計は他にも多々ありますが。)パクリモデルのケース前面を切削して顔変えしたんですかね?・・・以上、昔のサイトからの画像の転載等でした。

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