セイコーから1982年に発売された計算機付きのデジタル時計です。セイコーでは最後期に発売された計算機付きのモデルで、本体を縦長にすることによりボタンを大型化し、スタイラス等を使わずに指で操作できる様になっています。計算機機能の他にストップウォッチ、アラーム等当時のデジタル時計の基本機能は備え、さらにこのモデルは任意の8ケタの数字を2つ記憶させることができるメモリー機能も搭載していました。
この「折れた黒いフロントカバーの4隅をビスで留める」ディティール(この時計は6箇所ビスがありますが)は、以前にご紹介しました同セイコーのデジタルA158-502Aの流れを汲む、黒xシルバーのコントラストが効いた非常にカッコイイデザインです。
数字以外のプッシュキーには複数の機能があり、手前の角のテーパー面にその表記を入れてあります。
キーはかなり突出していて押しやすいです。
側面から見ると突出量はこのくらい。
背面です。モジュール自体は上2/3位で収まっています。
最後にもう一度斜視を。
以上、簡単ですがセイコーの計算機付きデジタルのご紹介でした。