セイコーの80年代のクオーツクロノグラフ、Cal.7A28に曜日、日にち表示を追加したCal.7A38のクロノグラフになります。前にご紹介した7A28に極めて似ていますが、実はこれは実在するモデルではなく、私が2つのモデルをがっちゃんこして作ったモデルになります。
まずはそのがっちゃんこについて。ケースは下の画像左の7A38-706Aですが、文字板がブルーメタリックなのが気に入りませんでした。そこで右のモデルの7A38-7270のマットブラックの文字板を左のケースに移植したものが今回ご紹介しているモデルになります。(実際は文字板と共にムーブ丸ごと移植しました。)
それぞれのムーブを出した状態。右の7A38-706A(上の画像では左)の文字板の青さ具合が際立ちます。SEIKOのロゴも左の7A38-7270のマットブラック文字板のものは印刷ではなくアップライトになっていてより良いです。
で、入れ替え完了状態。左が今回ご紹介しているモデル。右はその他の不要となったものの集合体。
ということをして出来たのが今回ご紹介しているモデルになります。と言いますか、何故にこのケースと文字板の組み合わせのモデルが無いのか、不思議でもあります。私が知らないだけですかね??この状態の白文字板バージョン、7A38-7060は存在するのですが。
余計なディティールの無いストイックなカッコ良さです。
スクリューバックな裏蓋です。
ムーブメント。リューズを抜く場合はこのあたりを突きます。
兄弟ですね。
やはり手前の7A28-702Aのクロノの目の外周のテーパー面が文字板に立体感を与えてて良いですね。
以上、7A38では一番カッコイイと思われる、がっちゃんこして作ったクロノのご紹介でした。