ジークアクスで人生初ガンプラ

私はいわゆるガンダム世代より上なので、ガンプラにはまることは無かったのですが、ジークアクスでまんまと引きずりこまれ、人生初のガンプラを組み立てるまでになりました。ジークアクスのデザインは最近のガンダム等に見られる様な素体に薄い外装を貼り込んで覆った様な造形とは違い、外装が構造をなす、重機の様なモノコックな造形にかなり惹かれるものがあり、数年前ランボルギーニアヴェンタドールにしびれてプラモを買った時と同様の「気になる造形のものはプラモで全方位から確認したい欲求」にかられ、今回ガンプラ制作に挑んだ次第です。

とは言うものの、ジークアクスのガンプラはかなり人気でアマゾン等に出てはいるものの、どれも定価以上の値付けがされてたので躊躇していたのですが、たまたま見たタイミングが良かったのか定価で出ている時があり、即ポチり定価で入手することができました。下は入手したジークアクスの箱です。おぉー、これがいわゆるガンプラかー。箱のイラストはイマイチ魅力に欠ける気もしないでもないですが、初ガンプラ、楽しませて頂きます。

ということで、以下、組み立てながら撮影した画像をざっとご紹介。何しろジークアクスの複雑な造形&カラーリングに合わせたパーツ割りがすごく、素組みするだけでもほぼいい感じに仕上がるのはとても良いのですが、シールがかなり小さいです。下の画像の青い矢印のところに貼る赤矢印のところにあったシールは実測0.6mmX2.2mmしかありませんでした。プラモにキズミ使うとは思ってもなかったぞ、と、キズミ越しに見ながらシールを貼る作業を始めたのですが、キズミを目につけたとたんに脳が腕時計モードに切り替わって、「そのくらいの大きさのシール貼るなんて、電磁テンプの電池交換で板バネ状の電池切片を飛ばさない様に抑え込みながら極小マイナスネジで固定するより遥かに簡単で楽勝だわ!」と、時計の作業をするかの様に片目にキズミを付けシール貼りをしました。ちなみに一緒に写っている腕時計は、何故にこの時計を私が持っているのか、入手経路は全く覚えていないのですが、私が唯一持つガンダムなモノ、70年代当時のQ&Qのガンダム時計です。何の疑いもなくクオーツかと思い裏蓋を開けて電池交換しようとしたらなんと手巻きの機械式でした。

頭の完成だけで1時間ほどかかりました。赤いツノの先端の方の白いくの字型の色入れなど、顔はもうちょっと再現性を高めたいところですが、とりあえず墨入れとかそういうことは一切せず素組みで組んでいきます。

ほぼ完成した胴体。このパーツ構成、組んでる時はどっちが前か上かなど全く分からず、取説の絵を見ながら黙々と組んでいきます。

頭と胴体。取説の順番ではまだ体に頭を合体させる様にはなってないので、この状態で次、腕の作成になります。

しかし、この胴体の小ささにこれだけ多くのパーツを本当に全部使うん??と思いながら作業を進めます。

腕の制作。肘は片持ちのヒンジを圧入するだけです。いくつかある手のひらのディティールも細かいです。

この球形にシールを貼る作業も苦労します。

反対の腕にとりかかります。人型のプラモは腕や足、左右同じ物を2つ作らねばならないのがちと面倒ですね。

ここで、ランナーをよく見てみるとプラモの成型上の苦労や調整の形跡があるのが見て取れます。下はパーツにある回転軸の円筒(金型の上下割りでは作れない形状)を作る為に、金型にスライドを入れる為(赤矢印方向に金型の一部が動く)、ランナーはそれを避ける様に上を通過する様に走ってたりとか。

赤矢印の部分はランナーとパーツは繋がっていないのですが、当初は繋がっていたんだけど、成型したらここは繋がってない方が綺麗に成型できるから廃止にしたんだろな、とか、緑の部分は樹脂の流動量を制限する為か、何かしらの意図があって穴を開けてたりとか。

刃の部分の成型を綺麗にする為か、トマホークの下端にはユーザーに切り取らせるタマリがあったりとか。プラモの設計って完成体からパーツをばらし、パーツを樹脂の流動性や切り取りやすさを考慮しながら基本上下割りでできる様にレイアウトするなど、すごく大変そうです。基本、ガンダムなので楽しいかとは思いますが。

で、手も完成し、首も合体。腰部も作りだいぶらしくなってきました。

足の制作。相変わらずこのシールも小さい上に、貼る目安となるスジボリもないので、webでジークアクスの画像を見ながら貼り付けます。時々そういうシールがあるので困ります。また2面にまたがりくの字に折って貼らせるシールもあるのですが、後に粘着力が弱くなり剥がれてくるかと思われるので、そういう貼らせ方のシールもやめた方が良きかと思います。

という訳で完成したジークアクス。ちゃんと計ってませんが、完成には5時間位はかかったかと思います。素組みでこの完成度です。カッコイイ。

後ろから。巨大なコアファイターが背中に刺さってます。

完成時にインスタにアップした画像です。ジークアクスの映画鑑賞特典のDESIGN WORKS 3と、最近また時々腕に巻いているシチズンのロボなデジタル時計(こちらでご紹介)と。

赤矢印のシールも貼る位置のスジボリなどないので、自分でえいやと決めて貼ります。

武器は3種類あります。手に持ったビームサーベルは2つあります。また顔はオメガサイコミュ発動前の閉じた顔もあります。

非常に特徴的な足。まっすぐ下に向かったスラスターがあり、それを避ける様にかかとやつま先っぽい造形があります。重力のあるところでのバトルもしていたので、ジークアクスの重さには耐えられる設定かとは思いますが、このかかとからつま先のパーツの主たる機能はジークアクスがカタパルト射出する時の固定用のジグ、ですかね? で、この薄っぺらなかかとからつま先の形状、なんか既視感あるな、と思ったら、、、

このウルトラエッグのメトロン星人の足でしたw

ついでに他のロボ系とツーショット。バンブルビーと。バンブルビーは車からのトランスフォームなので、同じ縮尺にするともっと小さいはずですね。

ウオーリーと。同一スケールとして見た場合、巨大化したウオーリー状態なので、巨大化したガンダムっぽくフォトショで白くしてみました。ウオーリーは基本ちっこいので、巨大化してもこんなものですね、きっと。重機っぽいディティールという意味ではジークアクスとウオーリーは近いかも。

以上、人生初のジークアクスガンプラを作ったことのご紹介でした。しかし、プラモは時計の補修作業等と同じで無心に作業に取りかかれて良いですね。徐々に組み上がっていく成果も分かりやすいし。完成して色々なポーズをつけさせていると、やはりジークアクスは地面に直立しているよりも宙に浮いてる感じの方が似合うので追ってディスプレイ用のスタンドも購入しようかと思ってます。(2025.7.14.)

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