有機ELディスプレイを搭載した中国製のサイドビューデジタル時計です。かなりAMIDAのDIGITREND(こちらでご紹介してます。)風ではあるのですが、まぁ、サイドビューで丸いデザインにすると大抵こんなデザインになるかとは思われます。(サイドビューで四角くするとBULOVAのそれになりますね。)この個体は友人のShigekin5君がカスタムのプッシュボタンと表示枠を制作し組み込んだ、この製品としては完成形に仕上げられたものになります。(後述します。)
表示は自発光の有機ELなので、非常に見やすいです。パルサーのオートコマンドの様な手首をくるっと振ると自動発光するモードもあるのですが、12時間で解除されてしまいます。誤発光によるバッテリーの消費を防ぐ為かと思われますが、解除される度に通常時刻表示状態で左ボタンを長押しでそのモードにする必要があります。(オンだと表示部右にLTと表示されます。)
外装は金属でブラスト処理があてられており、とても良い感じに仕上げられています。手に取ると意外とずしりときます。
モードは時刻、曜日月日、温度、クロノ、タイマー、アラーム、デュアルタイムがあります。アラームモード内に毎正時にピピっと鳴るチャイムの機能のオンオフもあります。
かなりまともですね。そう言えば前に私の金田の時計のCGをパクって製品化しようとしていた時計(こちらでご紹介)はこの時計をベースにしていましたね。
この画像の右のモデルですね。今となってはそのバージョン見たかったかも。。
背面です。背面はステンの様です。ここに印刷されている38 ®がブランド名なのでしょうかね?
以下、Shigekin5君によるカスタム時の画像です。まずはこの時計、左のボタンが指では押せず、ペン先等で押さないとならないのですが、ストップウォッチのスタート、ストップをその左のボタンで押す仕様になっており、極めて使いにくい状態になってます。何故にそんなになっているのかは不明ですが、まずはそのプッシュボタンを指で押せるサイズに修正。ボタンを大きくし、それの入るサイズに本体の穴を大きく開け直し。
加工が済んだ本体。
で、汎用のステンレス製プッシュボタンを入れます。右側は指で押せるのですが、根元がくびれたイマイチな形状なので、両側ともこのシンプルな円筒形のプッシュボタンに変更。
黒の焼き付け塗装をして組み込んで完成。
プッシュボタン下のディップスイッチは短く寸法調整。
また、表示窓の隙間から液晶端部が丸見え状態なので、それをマスクするシートを作成し、
貼り付け。以上で、使いやすく表示部の見栄えも良くなりました。good job、Shigekin5君!
最後にAMIDA DIGITRENNDとのツーショットを貼っておきます。オリジナルはほんとに真横からえないと時刻が確認できません。
厚さはオリジナルの方がかなり薄いです。
手前側下部の角の造形がかなり異なります。
背面の造形もかなり違います。S-1000 CYBER WATCHの方は少し前のMacBookの様な造形をしています。
ついでにジラール・ペルゴのサイドビューLEDも。スリムですね。
ということで、最後にもう一度斜視を。
以上、中華なサイドビューウォッチのご紹介でした。Shigekin5君、ありがとうございました。(2023.11.14.)