MONDAINE / SWISS RAILWAYS WATCH

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あまりにド定番すぎてこれまでアップしてませんでしたが、こんな時計も持ってましたのでアップします。これは下の画像の様にスイス国鉄の駅の構内で今も使用されている時計をMONDAINEが1986年にライセンス供与を受け腕時計化したものです。現在はクオーツの他に機械式、デイデイト付き、カラバリ、クロノ機能搭載などかなりのバリエーション展開されて販売されています。(MONDAINEのサイトはこちら

上の画像は私が1990年代初頭にスイスのツェルマットにスキーに行った時に撮影した画像で、ここでご紹介している時計はその時にお土産として買ってきたものになります。

現行品と明らかに違うのは文字板12時位置にはスイス国鉄の表記のみでMONDAINEのロゴが無い点になります。現行品では12時位置に何も表記の無い、より駅の時計に近いデザインのモデルもある様ですが、この様にスイス国鉄のマークのみ表示されているモデルは今となってはかなり珍しいかと思います。(6時位置外周に小さくMONDAINE SWISS MADEと入っています。)

しかしいつ見てもシンプルで見やすい時計です。インデックスバーも印刷しただけという潔さも気持ちいいです。クオーツムーブで当時駅で1〜2万円位で買った気がします。

ベルトはオリジナルではありません。16mmのベルトで手持ちでいい感じのが無く、とりあえず適当なベルトを付けてます。

裏面。貼ってある傷防止のシールは電池蓋に貼ってあったものかもしれません。もう忘れました。

裏蓋を開けた状態。ETAのクオーツムーブが入ってました。

で、そもそもこのスイスの駅にあるオリジナルの時計の醍醐味はSTOP 2 GOという、特徴的な秒針の動きにあります。下は以前にI君がスイスに行った時に撮影してきてくれた動画です。

この様に、秒針は58秒で1周し、12時位置で2秒停止し、分針が1分進んだ後にまた秒針が動き出します。この特徴的な動きは駅内の全ての時計の同期を取る為であり、その停止している2秒間に遅れ進みを補完し、その後また動き出すという、今なら電波時計でいいじゃんな事ですが、昔は物理的にケーブルで連結された時計同士をエレキな手段で同期を取っており、いまでもその手段を継承している様です。(実は今はもう電波時計化してて、動きだけ再現させたものにしている、なんてことはありませんかね?)

ということで、10年くらい前にはi’m watchという、イタリア製のスマートウォッチの走りとなるモデルでこのSTOP 2 GOな動きをi君によるプロラミングで再現したりしていました。(下は当時のブログにアップしていた画像です。)

で、その後しばらくしてから本家のMONDAINEからSTOP 2 GOな動きをする下の様な腕時計が発売されました。(このモデルの前にも出てたと思うのですが、故障が多かったからか、すぐになくなってました。)

しかし、秒針がスイープセコンドな動きでないのと、ディティールの甘さがイマイチででちょっと残念でした。(下も発売当時現物を見た時に昔のブログにアップしていた画像で、赤矢印部の面がダレててイマイチ、な指摘をしていた画像です。)

で、今回久しぶりにこの時計を引っ張り出したら、やはりフェイスを作りたくなったので、Clockologyで作りました。ClockologyではなんとSTOP 2 GOな動きをする秒針のサンプルが準備されており、運針もスイープセコンドに出来、それを使うと簡単にオリジナルを再現できます。ついでですので、6時位置には実際の秒表示をする様にしました。

動画も撮影してみました。MONDAINEのモデルの秒針とCockologyによるフェイスの数字による秒はほぼあっていて、フェイスの秒針だけ58秒で1周していることがお分かり頂けるかと思います。Clockologyにこの運針の秒針が入ってるのがかなりグレーな気はしますが。。(私は古いバージョンのClockologyを使用しているので、最新版のClockologyではこの秒針は無いかもしれません。)

ということで、最後にまたMONDAINEの時計を。厚さは厚くなっても良いのでケースデザインをこのままで音叉時計のスイープ運針、もしくは10振動でなめらかな運針にした機械式によるSTOP 2 GOなモデルを出してもらえたら即買うのですが ^ ^ ・・・MONDAINEさんよろしくお願いします。

以上、スイス国鉄な腕時計のご紹介とStOP 2 GOなフェイスを作ったことのご紹介でした。(2023.6.23.)

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