最近アニメとのコラボな時計が多々出てますが、少し前にもルパン三世の次元大介が腕に巻いていた時計をゼニスが気合いを入れて出したりなどしていました。で、ルパン自身が巻いていた時計もYEMAから出ていたりしましたが(これは特にYEMAは明言していませんが)、ルパンと言えば当サイト的にはルパンはこんな「デジタル時計」もしていたんだということを今回ご紹介しようと思います。(時計の詳細は各リンク先ご参照下さい。)
まずはこちらでご紹介しましたジラール・ペルゴのLEDデジタル時計。
登場するシーンはこちら。ルパン3世赤ジャケの第2期の第4話「ネッシーの唄が聞こえる」の08:22あたりから。峰不二子を襲う相手の写真を撮り、その画像をプリントアウトする機能が搭載されています。(ストーリー中ではこの時計で撮影するシーンはないのですが、まぁ、この時計で撮影したのでしょうね。)私のは白い革ベルトですが、ルパンのモデルはマクロロン素材か、かなりテカッて描かれているのでオールステン外装のモデルかもですね。時刻表示は赤いLEDでなく、何かしらの白いデジタル表示の様です。
似たような時計として下の画像右のAMIDAのDIGITREND(こちらでご紹介)もありますが、描画されてる時計のプロポーション的にGPの方が近いこと、デジタルな秒が点滅していること(DIGITRENDはメカデジ)、DIGITRENDは当時でもかなりマイナーな時計であったと思われること等からここはジラール・ペルゴのモデルかと思われます。
次はオメガのクロノクオーツ。(こちらでご紹介)ルパンはとんがった時計をセレクトしますね。
これも同、第二期「私を愛したルパン」(前篇)の05:23あたりから登場してます。ルパンはこの時計を介して次元と通話をしています。オリジナルと違い左上の液晶部を時刻表示化することによりデジアナ化され(オリジナルは液晶部はクロノ機能のみで時刻表示はできません)、左下の赤い四角い発光部はピーピーと音を発し点滅していました。オメガの表記こそ無いものの、CHRONO-QUARTZの表記はしっかりとありますね。
このモデルは同「私を愛したルパン」(後篇)にも登場しており(05:11あたりから)、ここでは峰不二子に付けた発信器の位置を探す探知機能が盛り込まれていることが描かれています。かなり大雑把に描かれたクロノクオーツ下部に、いつの間にかジャックを挿す穴が追加されており、そこにジャックを挿し、モニターの付いた小型の機器に接続し不二子の居場所を突き止めます。
で、この回は「私を愛したルパン」というタイトルから、当時上映されていた007「私を愛したスパイ」へのオマージュであろうということが想像出来、腕時計としてもジェームズボンドのはめていた初期セイコーデジタル時計(cal.0674-5000)から指令がプリントアウトされていたのに対し、ルパンにはそれに負けない、より機能アップしたモデルを、ということでこのクロノクオーツのセレクト+通信、探知機能の追加、ということになったのではないでしょうか。
・・・しかし今は昔のルパンもアマプラで全て見れて良いですね。全てのルパンの回を確認した訳ではありませんので、他にもデジタル時計が出ていたかもですが、とりあえずこの2本は確認出来ていたので、今回アップした次第です。(他にもデジタル時計が登場していた情報をお持ちの方がいらっしゃいましたらご連絡頂けると嬉しいです。)・・・以上、ルパンに登場していたデジタル時計のご紹介でした。(2021.12.19.)