2002年発売のIKEPODのWEEKPLANNERです。最近はマークニューソン抜きでリデザインされた復刻版が出てたりしてますが(サイトはこちら)、やはりこの初代シリーズのIKEPODがイイですね。(復刻版のえらいところはベルトの固定方法を初代と互換性のある形状にしたことで、これで往年の初代ユーザーは経年変化でペタついてくるベルト対策に悩む事から解放されたかと思います。ただしバックル部分はApple Watchの様なオリジナルデザインのものから通常の固定方法のベルトになってます。私的にはオリジナルはApple Watchよりもちょっとつけにくいですし、確実に固定できる安心感という意味でも復刻のベルトは良きかなと思ってます。)IKEPODシリーズの中でもこのWEEKPLANNERは私のほしい物リストにずーっと入っていた時計ですが、この度やっと私のところにきてくれました。
外周からグラデのかかったブルーグレー色の文字板に濃いオレンジ色の針と白い針のカラーバランス具合、IKEPODならではの独特な針形状、あまり見かけないインダイヤルのレイアウトとディティール、月ではなくマスクを回転させて表示する新しいムーンフェイズ表示方法、丸々としてるオリジナルなケース形状、そして1年で1周する針を持ちWEEKPLANNERという時間の経過を新しい視点でとらえた製品であること等、腕時計として極めてオリジナリティーがありプロダクトデザイン的にも非常に完成度の高い製品だと思います。
3つあるインダイヤルでは12時位置でムーンフェイズ表示(最近のmoonswatchのアースフェイズの様に月ではなく黒いマスクの方が回転)、5時位置で曜日、7時位置で日にち、外周のオレンジ文字ででその年の第何週目かとおおまかな月の表示をしています。そして赤い数字の外周に白文字で記載されているのは月の満ち欠けの状態の名称(NEW MOON=新月、WAX.CRES.=Waxing Crescent=三日月、WAX.GIBB.=Waxing Gibbous満ちていく途中の十三夜前後、FULL MOON=満月、WAN.GIBB=Waning Gibbous欠けていく途中の十六夜〜、WAN.CRES.=Waning Crescent明け方の細い月)が記載されているのですが、その表記に対して現在の月の状態がどれなのかを指し示す針はありません。ムーンフェイズ表示のダイヤルはちゃんとありながら、それとは特にリンクしていないこの表記を文字板外周に入れたことのマークニューソンさんの真意はわかりませんが、第何週目かの表記と月齢の周期とを併記することにより、1年の生活のリズムを月の様な周期のあるリズム感のある生活をしようね、という「促し」を意味しているのでしょうか? 各表記の意味合いとしても、Crescent=準備・立ち上げ、Gibbous=加速・集中、Full=ピーク、Waning=整理・回収、でもある様ですし。マークニューソンさんとは2回ほどお会いしているのですが、次回もしも会う機会があったら(もう無いかと思いますが)、聞いてみたいかと思います。
そしてさらに、今回入手して初めて知ったのですが、文字板のウィークプランナーの表記なのですが、、、
下の画像の赤矢印の様にWEEKPLANNERではなく、WEEKPLANER(Nが1つ足りない)となっています。これはあえてオリジナル名称として造語としてNを1つ省いたのか??もしくはまさかのアリエクで売ってるムーンスウォッチのパチモンの表記の様に微妙に変えた(SpeedmasterをSpeeamasterと変えてる)のと同様のパチモンに引っかかってしまったのか??とちょっと焦り、web検索したところ、Nがダブったものとそうでないものと両方存在する事が分かりました。で、元アイクポッドの中の人に問い合わせてみたところ、これは純粋なミスプリントで、初期ロットのみこのミスプリントのままで発売され、その後の入荷分からは修正されたWEEKPLANNER表記のものになった、とのことでした。・・・なんと、そんなあまりに日本人的な誤表記してしまうんですね。ていうか、誰も気づかなかったんでしょうかねw ・・・ということで、安心したのと同時に図らずとも初期ロットのみのレアなウィークプランナーの入手、となりました。
また下の画像でも分かる様に、文字盤外周はグラデーションで暗くなっているのですが、そのグラデはエアブラシ塗装などではなく、アミ点印刷でやってる様ですね。
しかしこのまるまるとしたケースかっこいいです。
リューズにはHEMIPODE(ヒメウズラ類の鳥)が刻印されてます。カワイイ。リューズ上のプッシュボタンはムーンフェイズ修正、下は曜日修正、反対側上はオレンジ針の修正、下は日にち修正、です。
ラグのないケース、UFOっぽいですね。
特異なレイアウトの3つ目ですが、このレイアウトは普通に考えるとあまりかっこよくできなさそうですが、そこはマークニューソンの力量でここまでオリジナルなデザインでカッコよくまとめ上げてます。
背面には丸い小窓があり、そこからムーブが見えます。裏蓋は無く、オーバーホールは前側からムーブを取り出します。
腕に巻いた状態。
もう1カット。カラバリはこのブルーグレー以外にもう1種類、明るいグレーバージョンがあります。
長針短針と月は蓄光で光りますが、針は青く、月は緑に光ります。
以前にこちらでご紹介しましたMEGAPODEと。MEGAPODEの方が一回り大きいです。
こちらにアップしたHEMIPODEのクロノと。いろいろと対照的なデザイン。
Apple Watchと。
マークニューソンはこのベルトデザインをApple Watchにも採用してますが、デザインはよりシンプルなディティールになってます。またApple Watchのベルトはシリコンですが、IKEPODのベルトは天然ゴム製で、すでにかなり劣化してきており、机等に置くとベルトの黒い色が付着してしまいます。
IKEPODのベルト裏面にはIKEPODロゴの刻印。
最後にパッケージです。まずは外箱。シルバーで紙製でデカいです。
中にはこんなデカい黒いムクのゴム製のケースが入ってます。
手に取った状態。重いです。この肉厚感、車のタイヤの様です。
開けた状態。中央に時計を寝かせて巻きつける様になってます。
・・・以上、やっと私の腕にやってきてくれたIKEPODのWEEKPLANNERのご紹介でした。
ベルトはかなりテカッてペタついてきてるので、復刻のベルトを購入しようと思ってます。入手次第追記します。(2026.2.11.)
2026.2.11.追記・・・こちらのブログ記事にIKEPODの集合画像をアップしてますので、併せてどうぞ。
2026.2.13. 追記・・・復刻版のベルトを入手し交換しましたので、その様子を追記します。(私が購入した復刻版のベルトはこちらから入手できます。短いショートサイズはこちらです。)
ラグの無いIKEPODは非常に特殊な固定方法をしており、上記リンク先のサイトには『IKEPODのデザインの特性上、ストラップの取り外し・取り付けはお客様ご自身で簡単に行っていただける構造ではございません。時計専門店へご依頼いただくか、または弊社アフターサービスセンターにて承ります。(技術料2,500円+税が別途かかります。)』とありますが、こちらやこちらのYoutubeの動画を見ますと自分でできそうなので、やってみました。基本的にBlancpain X SwatchのFifty Fathomsの様に、両側から軸を回して外すタイプです。下は粗い画像ですが、ベルト左右の穴からはこの様にマイナスビスが見えます。
で、下はマイナスドライバーを穴に差し込み、回してる様子です。(実際はもっと手で抑え込んで回しますが。ていうか、今見るとこの画像、手前は既に新しいベルトが付いてますので、外す時ではなく新しいベルトを付けている時の画像でした。)
軸を抜き取りベルトを外した状態。専用のこんな軸でベルトを本体に固定しています。また、ベルトを外すと本体には赤矢印部に穴が空いているのですが、ここはオーバーホール時にベゼルを外す時にここから細い棒を押し込んでベゼルを押し出す時に使用します。
で、めでたく交換完了状態。復刻版ベルトはシリコン製でとてもしっとりとマットな感じですが、きっと使っていくうちにテカッてくるかと思います。まぁシリコンベルトは消耗品ですね。
ベルトの裏にはHEMIPODEの鳥と、IKEPODの刻印があります。
新旧比較。バックル部のデザインはいわゆる普通な感じになりますが、この尾錠は、、、
このSEASLUGのラバーベルトの尾錠に倣ったデザインにしているっぽいですね。ちなみにこのベルト、SEASLUGのラバーベルトの特徴であった、甘ーいコパトーンの様なバニラの様な匂いが今でもしています。
参考までに、新しいベルトで腕周り17cmの私の腕に巻いた状態のバックル部です。私は通常の長さのものを購入しましたが、復刻ベルトにはショートバージョンもあり、どのくらい短いか分かりませんが、夏場だともう1穴分ゆるく巻くかと思われますので、ショートでは腕周り17cmの私にはちょっと短いかも。しかしこのシリコンベルト、ホコリなのか、皮脂なのか、すぐに白く粉っぽい感じになります。下の画像でもすでにかなり白くホコリっぽくなって使いこんだ感じに写ってます。昔はシリコンベルトあるあるだったのですが、Apple Watchのベルト等、最近のシリコンベルトはこんなに白っぽくならないと思うのですが、、、表面の梨地の違いなのか、シリコンの成分の違いなのか?
ということで、かなりテカッて劣化していたベルトが新品になり、これで更にカッコよくなってくれました。
以上、復刻版のベルトに交換したことの追記でした。

































