ブライトリングの米国向けブランドであるWAKMANNの1960年代のクロノグラフです。デイトナ等に搭載されていたValjoux72に月、日、曜日表示機能を追加したValjoux730ムーブメントで、文字版12時位置に曜日、月表示の窓があり、先端が三日月型の針で文字版外周の今日の日付を指しています。
ケース左下部の小さいプッシュボタンで日にちを修正し、左上のボタンで曜日と月を修正します。(浅めの押しの繰り返しで曜日、深い押しの繰り返しで月を修正します。)
金色ケースはかなり変色し、クロノのプッシュボタンやリューズはもう下地の金属が顔を出している等、かなり劣化した状態ですが、機械は問題なく動いています。昔、恵比寿の質屋で7万円位で買ったと思います。
文字版は非常に綺麗な状態を保っています。これのステンケースで黒文字板、白目のモデルは良く見かけます。
スクリューバックの裏蓋です。
裏蓋を開けた状態。開けた瞬間からオーラが漂ってます。
拡大。こんなApple Watchより小さい本体にゼンマイ動力による機械仕掛けのみで時、分、秒、月、日、曜日、クロノ、クロノの30分積算、同12時間積算の機能が動くメカが詰め込まれているというのはやはりすごいことだと思います。
最後に屋外で撮影。密度感のある、カッコイイクロノグラフです。
以上、私が所有する数少ない金色ケース時計のWAKMANNのトリプルカレンダークロノのご紹介でした。(2021.11.21.)