BULOVA / ACCUTRON SPACEVIEW 2020

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BULOVAから発売された、静電気で発電した電気を蓄積して動く、世界初の静電誘導腕時計の ACCUTRON SPACEVIEW 2020です。発売は2020年ですが、限定モデル等ではなく、現在もカラバリ等を増やしながら販売されているモデルです。音叉時計のアキュトロンのデザインに倣った緑ベースのスケルトンデザインとなっており、下に2つある円形のものは発電用の静電発電タービンでこれが自動巻きの時計の様に腕の動きで回転することにより静電気が発生し、その電気をキャパシターに蓄えることでクオーツ制御で動く時計です。上方左にある大きめの円形のものは秒針を動かす為だけの静電モータータービンで、常に回転しており、それにより秒針が音叉時計の様にスィーっとなめらかにスイープ運針しています。(5分以上放置すると時針分針は動き続けますが、秒針は12時位置で節電の為に止まります。再び動かすには時計を数回振るとゆっくり動き始めます。)

2020年の発売当時、エレキ時計好きとしてはかなりそそられたのですが、当時の国内向けのデザイン(サイトはこちら)はタービン周りの枠のパーツがグリーンメタリック色で妙にテカっており、アキュトロンオリジナルのムーブのグリーン色を差し色にしたのは解るのですが、「金属を有彩色でテカらせたグリーンメタリック」がイマイチ惹かれず購入に至りませんでした。(同じモジュールを使ったデザイン違いのDNAモデルもありますが、そちらはそもそものデザイン自体が惹かれず)、で、最近になって海外向けにはこのモデル様な、タービンの枠がグレー色で、文字板には緑色の透明クリヤーバーツを挟んで、下のムーブを透かして見せるという、国内向けよりも断然カッコイイモデルがあったという事を最近知り(サイトはこちら)、購入に至った次第です。

オリジナルのグリーンプラスチックムーブをオマージュするのに同じプラスチックを使用しながらも透明クリア材を使用し金属ムーブを透けさせて表現させているあたり、とても上手に今時な変態時計に仕上げていると思います。

常にゆっくり回っている秒針回転用タービンも「普通じゃない感」を演出していて、とても良いです。

放置しているとすぐに秒針は節電の為この位置で止まってしまいますが。ちなみに20秒の位置で停止していた場合は停止警告機能が働いてる状態で「通常の充電によって時計を動かすことは難しく、サービスセンターにお問い合わせください」モードの様です。取説はこちら

結構厚さがあります。サイトには15.91mmとありますが、実測で16.42mmありました。(ケース径は43.5mmとサイトにありますが、実測では43.76mmでした。)サファイヤクリスタルの風防もかなり厚さがありそうです。

ベルトの固定はDバックルです。

裏蓋の傷防止シールには開けるなの記載があります。

シールを剥がした状態。裏蓋は専用の工具がないと開けられない形状をしています。ゴムボールを押しつければ開けられますかね?しかしアキュトロンのロゴがきちっと水平になっているので、普通の回転式の裏蓋ではなく、スリットの彫られた部分は別パーツっぽいので、そこを回転させて開けるのでは?とも思います。

腕に巻いた状態。カッコイイです。結構ボリューム感があり、振るといわゆる自動巻きのローターが回転している振動が結構伝わります。

下の分解画像(ACCUTRONのサイトから画像引用)を見ると、普通の自動巻きの時計同様の大きめなローターがちゃんといる様です。静電発電タービンのところに小さいローターが入っているのかと思ったのですが、そうではない様です。

パテントの画像を見るとこんな。ローターの回転がタービンに連結されているのがわかります。タービンはちょっとした動きでもチラチラよく動いているのですが、これは大きいローターの回転を増速輪列を介して高速回転する様にしている様です。

また、こちらの日本時計学会の技術報告書、1〜12ページを見ると詳細にこのムーブについて知ることが出来ます。専門的な事は分かりませんが、10ページ目の「機械式時計の場合とは異なり,回転錘の動きを増速して発電する.人の腕振り動作の画像解析を行い, 回転錘の動作の傾向を把握した上で,ロボットアームの動作シミュレーションを作成し,試験機での動作パターンを模擬する方法も検討した.しかし,人の腕振り動作には,歩行時や机に座っているだけの時など様々な状態があり,携帯日数差による影響や個人差も大きく,最終的に社内各部署での携帯試験を何度も実施した結果,時計の仕様を決めていった.」のあたりに地道な努力を積み重ねが感じられます。

暗所ではインデックスと針はスーパールミノバでよく発光してくれます。

全てではないかもですが、ざっくり、カラバリ画像を集めてみました。上段左端が私のモデルです。リューズ位置を2時位置に変更し、ムーブを回転させ、ブローバマークが12時位置にくる様にしたモデルもあります。同ムーブを使用したDNAシリーズ(最下段)はよりカラフルな展開をしています。

パッケージです。まずは外箱。アキュトロンロゴが箔押しされただけのシンプルな箱です。

専用ボックスです。

開けた状態。まぁ、オーソドックスな感じです。

拡大。購入時は傷防止のシールがあちこちに貼られビニールの袋に包まれていました。

反対から更に拡大。カッコイイ。

最後にベルトを巻いた状態で。そもそも電気を蓄えるキャパシターには寿命があるので、いつかは交換の必要があるので、静電誘導時計がそのまま永遠に自己発電して使い続けることができる訳ではありませんが、裏蓋が開けられてキャパシターの交換が出来る配慮がある分、完全密封されたソーラー発電腕時計のシンクローナよりは親切ですね。この時計の静電誘導ムーブ、Cal.NS30の開発はシチズンが行ってますので(ブローバは2008年にシチズンに買収され、現在はシチズン傘下のブランドとなっています。)、メンテも国内で対応してくれるのがよいですね。・・・何年先に必要になるか分かりませんが、キャパシターのスペアは持っていたいです。

取説によると「1日1時間(6000歩)以上時計を腕につけた場合、日常の動きで1日分の電気を電池に蓄えることができます。」とありますが、1時間腕につけて6000歩以上歩く事はそうないので、とりあえず毎日腕に巻き1日6000歩以上歩く(=6000回以上腕を振る)健康な生活を送りたいと思います。・・・以上、世界初の静電誘導時計のアキュトロンスペースビュー2020のご紹介でした。(2026.3.29.)

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