スイスのSINDACOというブランドの手巻きの時計です。箱付きのデッドストックで入手しました。これもおそらく70年代のものと思われ、針の代わりに数字を印刷した円盤が回転しています。外周の1分刻みのインデックスリングの内側から順ににグレー色の日にちの円盤、白い時、分の円盤があり、センターには赤い丸が先端に付いた秒針があります。いわゆるメカデジの四角い穴の空いた文字板を外した様な状態の時計です。
風防の裏面にSINDACOのロゴと黒線の指標が印刷されています。時刻は6時位置に長い黒線があり、そこの数字を読む様になっています。最近で言うとKlokers(当ページ再下段Amazonへのリンク張ってます。)に近いですね。下の画像で2時32分位です。風防内は結構奥行きがあり、時表示の円盤も微妙にテーパー面になっています。
厚みはそこそこあります。ワールドタイムのリングは軽くスコスコ回ります。
スクリューバックな裏面。
開けてみました。SICURAでもよく使われている1石のムーブEB8800が入ってました。
デッドストックなのでこのベルトもオリジナルです。ウレタン製かと思われますが、よく生きていたものです。湿気の多い日本ではまず加水分解を起こしてパキパキボロボロになっていたことでしょう。
赤い外箱。SINDACO表記はどこにもありません。
開けた状態。ベルト部を固定していた白いゴムは私が取り出した時に切れてしまいました。
拡大。保証書と取説も同梱されてました。
ワールドタイムの見方。
時刻の見方。この時計にはいわゆるメカデジ風なバリエーションがあった様です。
と、言いますか、この絵を見て思い出しました。これは・・・
これですね。SINDACOの表記は無く、ケースデザインも絵と違いますが、おそらくこれでしょう。ググったら同じ物でSINDACOの印刷がされている物や、取説の絵と同じ円形風防デザインのものもありました。
これはこれていっちゃってるケースデザインでカッコイイです。
しかしこれもSINDACOだったとは。。SINDACOって結構面白い時計を出していたのですね。
で、オリジナルのウレタンベルトは乾燥剤と共に永久保存状態に入り、黒い革ベルトに交換しました。
黒ベルトも似合います。カッコイイ。
こう見ると球面風防も結構厚みがあり、丸々とした時計です。
最後にテーブルの上で、爽やかに^ ^
以上、SINDACOのワールドタイム機能付きミステリーダイヤル時計のご紹介でした。
2020.10.30.追記・・・この時計、入手時からリューズが非常に重く回し難かったので、オーバーホールに出していました。で、先日無事上がってきましたので、画像アップします。相変わらずぱっと見で何時か非常に分かりにくくて良いですw
腕に巻いた状態。とても調子よく動いています。カッコイイ。
以上、OHから上がってきたので記念撮影画像の追記でした。
2020.11.6.追記・・・インスタにアップしたタイムラプス動画です。(画像タップで1回再生した後に出る「Instagramでもう一度見る」をタップし、インスタで見て頂けるとくるくる回ったループ動画でご覧頂けます。)
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以上、タイムラプス動画の追記でした。