本体右側面に下の画像の様なもよーんとした形状のソーラーセルの窓がある、SICURAの1970年代のアナログクオーツ時計です。ほぼNOSなものを格安で入手できましたのでアップします。
左右非対称の特異なケースデザインに対して、文字板はSICURAらしからぬ至ってシンプルなデザインです。このソーラーモデルには同様なデザインでデジタル版も存在します。
腕に巻いた状態。カッコイイです。
で、右側面にソーラーセルが配置されているので、この様に時計がほとんど袖に隠れていてもソーラーセル部は顔を出しているので充電は続行されるという、非常に機能的なレイアウトです。
正面から。6時位置のアップライトのQUARTZ表記が誇らしげです。ソーラーセルに場所を取られたので、リューズは左側にあるのですが、左側のリューズって操作し難いですね。結局逆さに持って右手で時刻合わせをしてます。
ビス止めのシンプルな背面です。
しかしまぁ、なんとも異形なケース形状です^ ^
歯を食いしばってる口の様でもあります。
以上、シクラの70年代のソーラーアナログ時計のご紹介でした。(2019.10.11.)
2020.2.25. 追記・・・バッテリー交換をしたので、ムーブメントの画像をアップします。
緑のプラスチックのベースにETAのムーブメントが収まっています。裏蓋はステンの平らな板状態でした。
バッテリーを外した状態の拡大。SICURA SWISSの刻印の裏にソーラーセルが収まっているのですが、そこから電池の接点に直に繋がっていました。エレキな時計は好きなのですが、エレキなことは分からず・・・このソーラーセルはどう仕事をしていたのでしょう?
電池交換を終え、また腕に巻ける様になりました。相変わらずカッコイイです。
腕に巻いた状態、もう一枚。
以上、簡単ですが、ムーブの画像の追記でした。
2025.4.6.追記・・・現在発売中の腕時計雑誌クロノス日本版2025年05月号で腕時計のデザインについてのコラム執筆の依頼を頂き、「電気仕掛けが切り拓いた意匠の新領域」と題して、見開きカラー2ページのコラムを執筆させていただきました。その時にこのモデルも掲載しましたので、その画像をこちらにも掲載しておきます。
本来、時計の掲載画像はプロのカメラマンの方に撮影して頂くのですが、今回は時間がなかったので、自分で撮影した画像を掲載して頂きました。コラムの詳細はこちらのブログ記事でご紹介してますので、よろしければご覧下さいませ。・・・以上、クロノスに掲載した画像の追記でした。