パルサーの80年代のアナログクオーツ時計なんですが、パルサーのロゴ表記が現状の全て大文字のPULSAR表記でなく、70年代にLEDデジタル時計を多々発売していた頃(セイコーに買収される前)のPだけが大文字のPulsarロゴとPマークになっています。この時計にしびれてくれる方が何人いますでしょうか。。。旧パルサーロゴの付いた、LED時計でない、こんなオーソドックスなアナログ時計があったなんて・・・私は今回初めて知りました。(ebayでpulsarで検索すればすぐにいろいろ出てくるのですが、最近パルサー系は検索してなかったもので。。)
シンプルながらも当時のハミルトンっぽさも感じさせる、きちんとまとまったデザインのモデルかと思います。
パルサーブランドは1979年にセイコーが買収し、現在はセイコーの欧米向けのブランドとなっているのですが、買収後のロゴデザインは現在は下のwebページの画像の様な、全て大文字のPULSAR表記になっています。
しかし、この時計のパルサーの表記はLED時計を出していた頃のPulsar表記になってます。下に敷いているのは計算機付きLEDパルサーの取説です。
細いスリットのあるPのマークはLEDパルサーのバックル部にあるそれと同様です。
ベルトの主のP3とツーショット。このアナログ時計、裏の製造番号から1982年製造なのですが(表記方法がセイコーと同じなら)、買収は1979年なので、買収から3年後の製品になります。その頃の製品のセイコー版パルサーの表記はまだ新規ロゴを起こさずこうだったんですかね?私は買収後はすぐ新ロゴで全て大文字のPULSARになったものだと思っていたのですが。。。
同様に旧パルサーロゴのebayに出てる他のモデルの箱です。もうこれはLED時代のパルサーそのものですね。
買収後もこのロゴをしばらく使っていたのか、買収はしたものの、しばらくはオリジナルPulsarブランドは生かしていてセイコーにOEM製品を出してもらっていた様なスタンスだったのか?謎です。このあたりは検索しても情報を得られませんでした。(ご存知の方がいらっしゃいましたらCONTACTのページよりお教え頂けると嬉しいです。)
外装は全てステンで時計としての出来も良いです。前述した様に、この旧Pulsar表記の時計はebay等に多々出ていて、数千円〜1万円台で買えるのも魅力です。ただ、そのデザインは9割位がイマイチいけてない感じなのですが、探すと結構まともなモデルが出て来ます。
裏蓋はちゃんとスクリューバックです。ベルトもオリジナルです。
裏蓋を開けた状態。ムーブにはPULSAR TIME INC.の表記がありました。セイコー買収後の正式名称ですかね?バッテリーは394(SR936SW)です。また裏蓋の裏にはSHIOJIRI LTD HONG KONG GS の刻印がありました。
最後に机の上で。素直にシンプルでカッコイイ+旧Pulsar表記+ビンテージながら超低価格、パルサー好きな方の普段使いのアナログ時計としていかがでしょう?
以上、旧Pulsar表記のビンテージアナログクオーツ時計のご紹介でした・・・とここまで記載し終わり、下にアマゾンへのリンクを貼ってて気づきました。以前にハミルトンパルサーブランド40周年で出たアナデジモデルがあるのですが(下記amazonへのリンク参照)、そのモデルがこの様にP以外小文字のPulsar表記になってました。この時計自体は80’sアナデジ風を装ってる様で、なんともイマイチなのですが、40周年記念として初期パルサーロゴを採用していた様ですね。(2021.2.16.)
2021.2.27.追記・・・いい感じのワニ革ベルトを入手しましたので、この時計に付けてみました。
ベルトが変わるとぐっと高級そうに見えますね。なかなかベルトまで資金が回らずいつも安いベルトを付けていましたが、やっぱ時計はベルトも重要ですね(今更w)。以上、ベルトを変えてみたことの追記でした。