これはNational SemiconductorのNOVUSブランドの1970年代の関数計算もできる計算機付きのLCD時計です。ご覧の様に計算機用のキー部に開閉式の蓋のある、非常に珍しいモデルです。下の画像の様に蓋を閉じると非常にシンプルなデザインのデカめなデジタル時計になります。
閉じている時は直線的でシンプルなハコっぽいデザインです。
で、開けるとこんな状態。蓋の裏にはセッティングの簡単な説明のシールが貼ってあります。
蓋は金属製で開閉にはクリック感があり、しっかり出来ています。
正面から。蓋のトップ面には謎の斜めのパターンが施されています。この蓋の平面部の間を持たせる為に色々な案があったのでしょうね。
左側面のボタンを押すと照明用のムギ球が光ります。
背面にはNational Semiconductorの刻印があります。バッテリーはSR44Wを2個使います。
取扱説明書です。
関数計算もできるので、かなり詳細に説明がされています。
腕に巻いた状態。キーは爪で押せるので、この状態でもなんとか計算はできます。(専用のスタイラスがあったのかは不明です。)
計算機付き時計のキング、HP-01のゴールドモデルとツーショット。
LEDとLCD。長時間の計算にはバッテリー消費の少ないLCDモデルの方が適しているでしょうね。
正面から。どちらも「普通じゃない感」がすごいです。
で、このモデルにはシルバーケースのモデルも存在します。以下は昔海外のコレクターの方から頂いた画像です。このモデルは蓋にNational Semiconductorの印刷があり、表面のパターンも異なります。何故にこんな手描きのカケアミの様なパターンなのでしょう?
蓋を開けた状態。ゴールドも怪しくて良いのですが、やっぱ、シルバー、カッコイイですね。
最後に以前にインスタにアップした画像です。
以上、NOVUSの計算機付き時計のご紹介でした。