LIP / SECTEUR Horizontal Silver Case

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1972年発売にフランスのLIPから発売された、針の円弧運動で時刻表示をするレトログラードの自動巻きの時計です。以前にこれのゴールドモデルをこちらでご紹介しましたが、今回シルバーモデルを入手しましたのでアップします。
基本ゴールドモデルと同じですので、解説内容はダブりますが、やはりこの円弧運動をする針に対する強引な長方形の窓が良いです。上の丸い窓は日にち表示です。

上段の分表示はまだ分かりやすいのですが、下段の時表示が分かりにくいです。特に2〜10時あたりのピッチの狭さは針の太さと同じ位で、4時か5時か等は上の分表示も加味して判断する感じです。

しかし、そんなことはどうでも良いカッコよさです。エッジを効かせた横長なシンプルなトノー型のケースデザイン、カッコイイです。このシルバーモデルは20年くらい探してて、何度か入手の機会はあったのですが、どうも程度がイマイチで、今回やっとNOSではありませんが、そこそこ程度の良いものを入手できました。

スナップオンな裏蓋です。構造をなす本体にフロントカバーを被せている様なケース構造です。ムーブメントなどの詳細はこちらのcrazy watchesさんで詳細に解説されています。

ケースサイズは実測で左右幅(リューズ含まず)37mm、上下幅34.9mmと結構小ぶりです。

同lipのレトログラード縦(こちらでご紹介)と。このシルバーケース同士のツーショットは中々見かけないかと思います。lipのレトログラードには他に円型ケースのものもあるのですが、結構数も多く見かけるので、まぁいいかと入手に至ってません。

窓際で。どちらもいわゆる腕時計デザインの文脈から逸脱したカッコ良さです。

最後にもう一度斜視を。

どこかのメーカーがへなちょこなオマージュモデルを出さない事を切に願つつ・・・以上、lipのレトログラード横バージョン シルバーケースのご紹介でした。(2025.3.30)

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