lipの70年代の自動巻きのレトログラード、SECTEUR(Ref.43647)です。針が円弧状に動き、下まで行ききるとピコンっと上に戻る機構をレトログラードと言うのですが、lipでこの縦型のは非常に珍しいかと思います。 国内では私のこれ以外見たことがありません。
文字板の青さ具合は下の画像の方が現物に近いです。ケースのヘアーラインも残っており、とても程度が良いです。
右にオフセットした文字板がカッコイイです。ちなみにこれで3時44分です。(青白の針が時針、先端の赤い針が分針です。)
背面です。刻印は特に何もなく、リューズは下側にあります。
手に取った状態。このオリジナルなデザイン、カッコイイです。(・・・としか言いようがなくすみません。)
こちらは以前にITEMさんで撮影させて頂いた、同lipのレトログラードの横バージョン。横バージョンで丸ケースは良く見かけるのですが、この角ケースは非常に珍しいです。(後に私が入手した横バージョンはこちらでご紹介してます。)
こちらはウイットナーの同縦型レトログラードFUTURAMAとのツーショット。
このモデルもカッコイイですね。lipのモデルと比べて骨太な感じです。このウィットナーのモデルはebay等で時々見かけます。以上、lipの非常に珍しい縦型レトログラードの時計のご紹介でした。