TAI FONGというメーカーによる1984年発売のロボに変形する時計です。1984年はほんといろいろなロボ時計が出てましたね。その中でもこの時計はかなり珍しい方に入るのではと思われます。丸いドーム状の透明ケースの中に斜めに配置された液晶表示部があり、この状態で「ロボに変形しそう感」はほとんど無いのですが、変形要素無かったにしてもこのドーム状のデザインだけで存在感のすごい時計です。下の画像は背面から。
着脱式の本体はとりあえず黒いベースに乗ってはいるものの、かなり適当に乗ってます。装着時に一応、クリック感はあるものの、ロック機構はありませんので、お子様は腕に巻いて遊んでいると本体部は秒で無くなるかと思われます。
横から見るとこんなです。立派なサイドビューウォッチですね。
では取り外して、変形させていきます。ロック機構はないのでぐいっと引き外します。
手に取った状態。ころんとしてます。
まず手を左右に引き出します。
で、ひっくり返して、
足を引出します。足は付け根と足首部に軸のある2軸構成でした。
で、足を掴んで動体を引出します。かなりきつめですが、5mm程引き出せます。外装は全てプラスチックですので、慎重にやらないと足を折ってしまいそうです。
で、変形完了。簡単。しかしこのトランスフォーム手段は他のロボには無い、オリジナルな感じですね。
正面から。前面に2つのボタンがあり、それが目の様でもあるのですが、パッケージのイラストを見るとこれが目という訳ではない様です。
置いた状態。禁断の惑星のロビー・ザ・ロボットがぺちゃっと潰れた様でもあります。
正面から。置き時計としても役立ちます。
けっこうかわいいです。ゼンマイでジーコジーコ歩き出しそうです。
台座部分と。
もう一枚。
で、ここでトキマ登場〜
並べた状態。
「なんだおまえ、背低いな!で、カオナシか!?」
続きまして、バッテリー交換をした時のカットを。背面の4本のビスを外し、ケースを開けた状態。液晶部の基板が斜めに刺さってます。
基板を出した状態。透明ドーム部は溶着されて外せませんでした。
バッテリー交換をし、無事液晶が点灯した状態。結構クッキリと表示してくれました。
最後にパッケージ。この時計の名前はDi Diの様です。
拡大。このロボの本来の姿はこんなな様です。胴体長いですね。
パッケージ背面。
拡大。変形のさせ方の図。
拡大その2。こんな時計の画像も。これも時計から取り外せるロボ時計の様です。web検索すると、このロボ時計はDO DOという名の様です。
箱から出した状態。赤い薄いプラスチックのトレーに時計が乗った状態で格納されているのですが、パッケージの透明窓は薄い透明ペラペラなシートを赤いトレイに巻いてセロテープで止めているだけという、ロボ時計あるあるなパッケージでした。
ということで、とりあえずこの時計は2つ入手しておきました。
最後に時計状態をもう一度を。
以上、珍しいドーム型ロボ時計のご紹介でした。(2021.10.16.)