1984年発売の録音機能を搭載したシチズンのANA-DIGI Voice Memoです。前面左に巨大なマイク兼スピーカーがあり、RECボタンを押しながらここに向かって喋ると6秒間録音することができます。録音した音声はいつでもPLAYボタンを押す事により聞く事が出来、アラームに連動させ再生させることも出来ます。当時の価格は25,000円でしたが、市場にはあまり出回っておらず、私も当時はこの時計の存在は知りませんでした。
取説にはANA-DIGIとあるのですが、時計本体アナログ表示の下にはDIGI-ANAとあります。見た感じ、時計としての時刻表示はアナログの方が立場は上っぽいので、ANA-DIGIが正しいかと思われますが、スピーカーから液晶表示部を囲う黒い「デジタルな領域」はアナログ部よりも広いので、顔の占有面積的にはDIGI-ANAでも良い気がします。
しかし、このクロームメッキx黒のハイコントラストなロボっぽいデザインがカッコイイです。カラバリは白バージョンと金バージョンがあり、シチズンのサイトには白バージョンが掲載されています。
裏蓋を開けた状態。鎮座するICがカッコイイです。バッテリー上面には押さえが無く、裏蓋を閉じることにより押さえる構造です。
裏蓋にはバッテリー交換時のリセット方法と歩度測定器への乗せ方も表記されています。
ANA-DIGIと表記のある取説です。
録音のしかたの説明。「時計と口元は10cm離し、普通の声で録音してください。」とあります。普通の声・・・普通の会話と同程度の「大きさ」の声で、という事でしょうが、これだけだと「ロボっぽい声」とか、「ミッキーっぽい声」とかでなく、「普通の人間っぽい声」で録音してください、とも捉えられますw
以上、シチズンの録音できる80’sデジタル時計のご紹介でした。