ALBAから1983年に9,800円で発売された、時刻を音声のみで伝える、いわゆるトーキングウオッチのアストロボイスです。デザインは松本零士氏で、2種類あるデザインはどちらもとても同氏らしいスペーシーな感じです。カラバリはそれぞれシルバーと黒の2種類があります。
時刻は右上のボタンを押すと「10時8分です。」と女性の声で現在時刻を知らせてくれます。外観上、液晶表示等は一切無く、時刻合わせやアラーム、時報設定も音声のみでの操作ですので、この取り扱い説明書が無かったら操作の把握はかなり辛そうです。
全バリエーション確保するにはかなり時間がかかりました。
各モデルクローズアップ。まずは顔でシルバーバージョン。どうも不満げな顔ですw
顔黒バージョン。ナイロンベルトは全てオリジナルです。
円盤?未来の何かしらのウェアラブルデバイス?っぽいバージョン。ドメルの円盤っぽくもあります。
同黒バージョン。スピーカー部とプッシュボタンは金メッキが施されています。
手に取った状態でもう一度各モデル。顔シルバーバージョン。
顔黒バージョン。
円盤シルバーバージョン。
円盤黒バージョン。どれもプラスチックケースでとても軽いです。
背面。松本零士氏のサインの刻印があります。丸く凸になっている部分はバッテリーではなく内部にあるスピーカー部分です。各プッシュボタン部に機能表示があるのは親切ですね。
裏蓋を開けた状態。SR1130Wを2つ使います。
で、裏蓋にはこの様なシールが。電池交換の時はモードボタンをドライバーの先で外せという、かなり難易度の高い司令が記載されています。普通に乗っているだけの電池を交換するだけで問題なく動いているいのですが、何故にモードボタンを外す必要があるのか、、、謎です。またその右には小さく MORIOKA TOKEI INCと刻印がありますが、現盛岡セイコーのことですかね??
また黒いモデル(2つ持っているうちのどちらもこの様な状態でした。)のスピーカー部には赤矢印の様な、裏蓋に接する様な金属片が伸びていました。ケースの色で何かが異なるのか、ケースの色はたまたまでモジュールに前期後期などのバージョンがあったのか?謎です。
で、この時計、プラスチックケースならではの問題がありました。所有する黒顔モデルの裏蓋が圧入しても保持されず、自然とまたパコっと開いてしまう状態でした。で、ケースをよく見てみると、なんと下の画像赤矢印部のケースに割れがありました。ここが割れていた為に、通常パコッと裏蓋の入る部分の径が若干開いた状態になっており固定できない状態になっていました。私が入手以前の所有者に裏蓋の開閉時にかなり力を入れられていつの間にか割られてしまったんですかね?
しょうがないので、ここはアロンアルファにご登場いただき、割れた部分を接着し、無事裏蓋が閉まる様になりました。この時計を入手される時はこのあたりの割れが無いかチェックすることをお勧めします。
発売当時の広告と。
宇宙戦艦ヤマトの1ページと。
同、スターシャと。実はフォトショップでこの顔バージョンの目に松本零士氏の描くまつ毛の長い女性の目を合成した画像を作ったりしてたのですが、、、ちょっと怖かったので、掲載は控えますw
以上、私が唯一所有するアルバの時計、松本零士氏デザインのアストロボイスのご紹介でした。