AVI FRANCEの変形ロボ時計のMOBOT WATCHです。おそらくこれも80年代製かと思われます。トランスフォーマー時計のパクりな訳ですが、これはこれでオリジナルな変形をしますので、今回ご紹介します。
収納された状態はロボ時計にありがちな感じです。面倒だったので電池交換してません。すみません。
シンプルな裏面です。
手に取った状態。だいたいどんな変形するのかは予測がつきます。
反対側面から。本体はメタリックなプラスチックの成型品です。
全体像。ほぼNOSな状態でベルトも元気です。
パッケージです。このパッケージを見るとなんと変形は時計状態から変形ロボ系最大の5段階変形をする様です。その変形数の多さにひかれ今回入手した次第です。
パッケージ上部拡大。Mがトランスフォーマーのマーク状態になっており、その左には謎のマークがあります。このマークがこのMOBOT WATCHを作っているメーカーの企業ロゴかもしれません。
背面には変形のさせ方と時刻の合わせ方が記載されています。
以下、変形の過程のご紹介。まず本体を取り出して裏返した状態。
手を開いて、下の足部を開くのですが、平面で向かい合って接している足を黒いパーツ部にある金属製の軸を回転軸にして回転させて開く訳ですが、どう見ても物理的に回転させることは不可能な形状です。
しかしここはプラスチックの歪みと力技でぐいっと強引に下に開きます。
で、以下、パッケージの順に従って変形。まずは変形その1、MONTRE(フランス語で腕時計)からSPACE RACERに変形。これは車ですかね。
ひざを立ててひざ部の黒いカバーを水平方向まで起こしただけの変形です。裏面には3輪のタイヤがあるので、走らせることができます。
円形その2、SPACE FIGHTER。飛行機ですかね。上の状態から足を水平に上げて手を広げただけです。
足を上げての飛行状態はライディーンでいうところのゴッドバード状態ですね。
変形その3、ROBOT。上の状態から足をまっすぐ伸ばし、顔を起こしただけです。足のもも部はイラスト程太くありません。
ロボ状態正面。
斜視。
裏面。ビスがほとんどないのがえらいです。
手に取った状態。標準的なサイズ感です。
立たせた状態。
背面。
顔部の拡大。スカーフを頭に巻いている様です。時刻表示窓の下部にはよく見るとQUARTZの文字があります。上部にはパッケージにもあった怪しいマークもあります。
変形その4。MACHINE ROBOT。ロボがひざまづいただけですが、これも変形の1つとして命名されてます。ガンタンクな状態でしょうか。
この親指を立てた様な手が特徴的なのですが、これは次の変形で役立ちます。
最後の変形、その5。MOTOR-CYCLE。バイク、というかスクーターですね。
液晶のある本体前面を起こし両手で後ろから支えている状態です。で、手に突出していた部分はこのバイク状態のハンドルになります。この変形具合は他の変形ロボには見られないオリジナルな変形で良いですね。置き時計にもなりますし。
変形は以上です。最後、変形部を開ききった状態。時刻表示部は取り外せ、バイク状態では上下逆に取り付け、時刻が逆さになるのを防ぎます。
以上、変形の途中段階も命名して無理やり5段階変形となっていますが、実際は時計から、ロボ、バイクの2段階変形な感じのフランスのロボ時計、MOBOT WATCHのご紹介でした。(2021.10.2.)