SICURA / INSTALITE -Changed light to red LED-

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SICURAの70年代の手巻きのJump Hour Watch、いわゆるメカデジな時計のINSTALITEです。もう20年以上も前にデッドストック品を買ったものです。当時日本にたくさんのSICURAのメカデジのデッドストック品が出回り、私は新宿か、渋谷のマルイで1万円台で買ったと思います。購入時はほぼ毎日腕に巻いていたのでそれなりに傷が付いてきてますが、ツルッツルピカピカのクロームメッキをされたケースデザインがとてもカッコイイモデルです。

こんなデザインをしていても基本手巻きの機械式時計なので、使用する時はリューズでゼンマイを巻いて使用します。リューズ上にはプッシュボタンがあり、なんとこの時計には文字板を照明する為のライトが内蔵されています。(後述します。)

全体像。ベルトもオリジナルのままです。

反対側面から。最近はオークションでも良く見かけるのですが、このベルトの付いたものは少ない様です。

手に取った状態。文字板のELECTRICのところにINSTALITEの表記のあるものやSUTTONブランドのものもある様です。

背面です。機械式なのに照明用ライトの為の電池蓋が2つあります。大分傷んでますね。

電池蓋を開けた状態。電池はSR43Wを使います。左の電池蓋の裏にはガムテの様な絶縁シートらしきものが貼ってあります。

電池部拡大。右の穴には過剰ぎみなバネの接点があり、左の穴の側面にはプッシュボタンの軸の先端が顔を出しており、押すとバッテリー側面に触れる様になってます。通電がどういう仕組みになっているのか、いまいちナゾです。

ムーブメントを出した状態です。この時計、70年代の時計なので照明にはムギ球(豆電球の小さいもの)を使用していたのですが、使用していたら点灯しなくなってしまったので、自分でLEDに取り替えました。下の画像、青矢印のものがLEDです。で、どうせ変えるならと赤色のLEDにしました。また、LEDの下には光を拡散させる為に銀色のシートが貼ってあるのですが、画像のピンクの線から左の部分にはもともと銀のシートは貼ってありませんでした。この時計、ライトを点灯させるとケース前面上部の3つの穴からも光がもれる様になっているのですが、この銀のシートが左の方には貼ってなかったので、3つの穴の内、左の穴はいまいち光りませんでした。ので、ライトをLEDに交換した時に私が銀のシートを左の方まで延長させたのが現状になります。で、その時、銀紙らしきものが手元に無く、ちょうどクロレッツのガムの包み紙があったので、他に探すのも面倒だったのでそれを切って貼り付けてます。結果、そのクロレッツの銀紙のおかげで左の穴も大分光る様になりました。

文字板を外して裏返した状態。エレキな配線は文字板裏で完結していますが、プッシュボタンを押し、その先端がバッテリーに触れ、背面の金属ケースから電池蓋を通じて通電して光る、という感じですかね?

で、下が実際光らせた状態です。HOMEのページのサムネイル画像のgifアニメでも光った状態にしていますが、薄暗いところではこの位光って見えます。実際はこれだけ光っても時刻は読みにくいのですが。

最後に屋外で撮影した画像です。周りの風景を思いっきり反射しまくるので、ほんとに撮影し難い時計です。長い事所有してても旧サイト等でもあまり登場しなかったのは、ひとえにこの撮影のしにくさ、フォトショによるレタッチの面倒くささによるものです。

以上、シクラのメカデジのインスタライトのご紹介でした。(2021.8.8.)

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