1980年代に発売された、世界初のクオーツクロノグラフのCal.7A28シリーズの7020です。白文字板が非常に精悍で美しいクロノグラフです。6時位置の目が通常の秒針、9時位置がクロノの30分積算、3時位置がクロノの1/10秒計(目盛りは20箇所あるので1/20秒計測が可能)です。
この時計は映画「007 美しき獲物たち/ A VIEW to A KILL」でロジャームーアが使用していた、いわゆるボンドウオッチでもあります。
とてもまともでカッコイイです。少し前、ナノユニバースの別注でかなりまともなクオーツクロノが出てたりしてましたが、そういった別注でなく、ちゃんとセイコーオリジナルとして、こういったまともなクオーツクロノを出して欲しいものです。
裏蓋はスクリューバックです。
裏蓋を開けた状態。ムーブは大分変色してきてます。バッテリーはSR936SWです。
オリジナルの金属ブレスを付けた状態。
金属ブレスだとどうもビジネスライクに見えてしまいます。
映画007での使用風景です。同映画では(私を愛したスパイでも)こんなシーンが一番腕時計が確認しやすいですw ロジャームーアによる007はこれが最後の作品で、デジボーグやTV時計等、秘密の機能を盛り込まれたSEIKOのデジタルを多々使用していましたが、最後はこんなアナログ時計を使用していたのですね。
こちらは同モデルの黒文字板バージョンの7A28-702Aです。
黒いとやはりミリタリー色が濃くなりますね。
しかし黒も非常にまともで良いです。
白黒比較。
上品な白とミリタリーな黒、って感じですね。
反対側面から。
最後にもう一度白バージョンの画像を。
以上、セイコーの世界初のクオーツクロノムーブの7A28を搭載したモデル、白黒2本のご紹介でした。