ホイヤーから1975年に発売された、LCD、LEDハイブリッドなデジタル時計、CHRONOSPLIT(Cal.100)です。上の液晶表示で時刻、日付を表示し、下のLEDはクロノグラフ用のみに使用し、LEDによるクロノグラフ機能を搭載した世界初モデルでもあります。(液晶での世界初は同1975年6月に発売されたセイコーの0634です。)これの後継モデルのCal.102では下の表示も液晶表示になりましたが、やはりこのLCD、LEDのハイブリッドな感じがカッコイイです。
正面から。通常は下のLEDは消灯しててこんな感じです。時刻表示のコロン(:)は常に点滅しています。
クロノグラフで1時間4分44.6秒を計測した状態。LEDはクロノのボタンを押した時だけ数秒点灯します。クロノの操作は右上のボタンでスタート、右下でストップです。(中央はLCD照明用ボタンです。)で、クロノグラフのリセットの仕方にちょっとクセがあり、リセットする時には、右上のボタンを押しながら右下のボタンを押し、LEDが0を表示したら、そのままの状態で“右上を先に”離します。
本体、ベルトが一体のデザインでカッコイイです。金色ケースやフェラーリ仕様のもの、革ベルト仕様のもの等ありました。
左側面中央はLCDの表示切り替え、その上下のボタンは上が時修正、下が分修正で、押すと直に進んでいきます。
裏蓋外周には1〜12の数字が刻印されています。バッテリー交換時期のメモ的に使うんですかね?(6月に交換したら6を上にして蓋を閉じる等)
裏蓋を開けた状態。ムーブの上には白いプラスチック板が乗っていました。どかーんとHEUERと入ったムーブがカッコイイです。バッテリーはSR43Wを2つ使います。
専用のボックスです。
開けた状態。蓋の裏には取り説が入っていたのですが、時計の取り説系はまとめてどこかにしまったはずなのですが、、、見当たりませんでした。うぅ、、どこにいってしまったのでしょう。。
この時計はよく「デジタルでのクロノグラフ機能を搭載した世界初の時計」と紹介されることがありますが、セイコーも同1975年、「世界で初めてデジタルクロノグラフを搭載した時計」と公表している液晶デジタル時計(0634-5001)を発売しており、どちらが本当に世界初なのでしょうね。同じデジタルクロノでも液晶ではセイコーが世界初、LEDではホイヤーが世界初、ということは言えそうですが・・・謎です。
以上、ホイヤーのクロノスプリットのご紹介でした。
2019.11.20. 追記・・・取扱い説明書が出てきたので画像アップします。16ページある小さい冊子です。
この取り説が無かったら特殊なクロノのリセット方法など一生分分からなかったでしょうね。。以上、取り説の画像のアップでした。