SEIKO / 5 SPORTS SPEEDTIMER 6139-7000

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セイコーの1970年製造の自動巻きのクロノグラフのファイブスポーツ スピードタイマーです。6時位置にクロノの30分積算計があり、センターの秒針はクロノ用の針なので、通常時刻用の秒針はありません。同シリーズは様々なデザインバリエーションがありましたが、その中でもこのモデルはとても端正にまとまっていつつ、どこか可愛らしさのあるデザインかと思います。100分割目盛りのインナーベゼルは比較的珍しいかと思います。

国産クロノについてはこちらのページで6138系とまとめてご紹介していましたが、この時計は私がずっとデザイナーとして尊敬しているXXさんから、先日なんとお譲り頂いてしまったという、私にとっては家宝的な扱いとなるモデルですので、今回別途新しいページでご紹介している次第です。

遠目から見てそのXXさんがデザイン行為をされる時は常にこの時計を巻いておられたかと記憶しています。ので、おそらくこれを腕に巻いてデザインをすれば神が手に宿り、スーパーデザインが生み出せる様になるに違いないと思います。

最初、XXさんがずっと愛用していた腕時計を私が腕に巻くなんて恐れ多い気もしたのですが、、、やはり「腕時計」は神棚に飾る等でなく、常用使用させて頂くべきかと思いましたので、最近はずっとこれを腕に巻いてデザイン業務に励んでおります。

ちなみにこの時計の自動巻きクロノの6139キャリバーは1969年に発売された世界初の自動巻きクロノでもあり、そのあたりはこちらのwebChronosさんの記事で詳細紹介されていますのでご覧頂ければと思います。

また、このモデル特有の100分割目盛りですが、その使用例が下の画像のセイコーの取説に記載されているのですが、その使用例が(逆にややこしくなってね??と)いまいちピンとこないですw 私的には角度表示がXX度XX分と表示されてる図面をXX . XX度と小数点以下も普通の十進法での表記に換算する時のざっくりな目安(30分が.50とか)になるかなーと思います。もしくはウオッチフェイスをデザインする時にリング状のバッテリー残量表示で、バッテリー残量を表示してる状態を描く時の角度、例えば70%だと42分か、とかを計算せずにざっくり知るのにも参考になるかなと思います。

で、恐れ多くも腕に巻いた状態。6139モデルを腕に巻くのは久しぶりです。

屋外でもう一枚。国産クロノらしい、かわいかっこいいデザインです。

最後に正面からもう一度。

私的にも国産1つ目クロノは腕時計を趣味に持ち始めた頃、散々集めていたモデルでもありますので、とても懐かしくもあります。以上、セイコーの自動巻きクロノのスピードタイマーのご紹介でした。(2024.2.18.

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