SEIKO QUARTZ LC V.F.A. 05LC
Cal.0514 第二精工舎(現セイコーインスツル)製 1973年12月発売。当時125,000円
06LCと同時に発表された第二精工舎初の液晶デジタル時計、05LCです。同時に発表されたものの、発売が06LCの2ヶ月後の12月だったからか、一般的に国産初の液晶デジタルというと06LCの方が取り上げられます。06LCの様に世界初の液晶による秒表示はありませんが、 このステンのムク削り出しのくるんくるんのデザインは世界一「宇宙っぽい」時計かと思います。
メッシュベルトは背面の円弧状の取り付け部にむりやり取り付けているので、ベルトの表面は狙ったかの様に自然と柔らかなカーブを描くようになっています。 前面のプッシュスイッチはライト点灯用と時刻修正用のスイッチで、曲面に合わせてそれぞれがそっぽを向いています。裏蓋はスクリューバックで06LCの様にムーブメントをまるごと取り出す事もなく、比較的容易に電池交換できる様になっています。
以上、簡単ですが、SEIKOの05LCのご紹介でした。(2019.10.11.)