見れば見るほどモヤッてくるので作ってみました。セイコーからSpeedTimerを名乗るクロノグラフが発売されるそうで(サイトはこちら)、そのクオーツソーラーモデルの方がかなり良い感じなのですが、どうも見てるとあちこち直したくなります。
まずはオリジナルの画像です。久しぶりの白文字板に黒目のパンダなモデルなのですが、、、前にこちらでやった手直しと同様なことを今回もやってみました。
で、私が修正した画像がこちらです。
やったことは、
・一番のモヤモヤの元凶の、何故か揃ってない3つの目の大きさを揃えた。(6時位置の目を大きくした。本当は全部揃えた後、全ての目の大きさをほんの少しだけ小さくしたいところですが、面倒なのでここまで。)
・12時位置のXのマークを削除し、代わりに6138-8000風にCHROGRAPH QUARTZの文字を入れた。(この時計に限らず、どうもこのXマーク入ってるだけで時計全体がチープな見えになりますね)
・時針、分針の根元が細くなっているのをストレートに修正。(後端まで太くすると重いので、後端はとりあえず現状のままとした。)
・秒針もイマイチなので、これも6138-8000のものを入れた。先端のオレンジも差し色で効くかと。
・クロノの2段デザインになっているプッシャーの2段を廃止しシンプルに。
・デカく突出したリューズの径を小さくし埋め込んだ。プッシャーといい、どうしてこうガツンとさせたがるのでしょう。(同時発売の機械式クロノもこのあたりのバランスが酷いです。)
・・・ということで、並べてみました。いかがでしょう?修正した箇所はほんのささいな部分ばかりなのですが、、、私だったらこうなったら購入するかと思われます。
下のインスタにアップした画像の2枚目はそれぞれ5秒毎に切り替わって表示されますので、違いが分かり易いです。しかしどうしてクロノ の目の大きさは揃えなかったのでしょう?あまり使わないクロノの60分積算計は小さめに、という配慮でしょうか?(そういった理由で大きさに差を付けるのなら、より視認性を求められる計測機器の表示は普通の時刻表示よりも逆に大きくすべきだと思います。)もしくは6時位置だけ物理的な制約があってとうしても小さくせざるを得なかったとかでしょうか??明確な機能的な理由も無く(あったにしてもそれが伝わってこないのが残念ですが)、揃えない方がカッコイイから、的な理由だったら残念です。
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以上、国産クロノ好きとしてモヤッてたので作ってみた画像のご紹介でした。(画像を作って私的にはかなりすっきりしましたw)
2023.3.27.追記・・・少し前にインスタ等にアップした内容ですが、追記しておきます。
セイコーさんから上のモデルと同ムーブを使用した新しいシリーズが出た様ですが、タキメーターのグラフィックが何故にこんなことになってしまったのでしょう?下の左はオリジナルのスピードタイマー、右は最近出たこちらのモデル、SBDL099です。
右の新しいモデルのベゼルの黒x赤のカラーリングはおそらく左の6139スピードタイマーをオマージュしたものと思われますが、オリジナルのこの赤い領域はクロノグラフをスタートさせ、秒針が1周以上回ってから読む領域(タキメーターの表記が60〜50)の機能的な塗り分けなのですが(と理解しているのですが)、右のオマージュモデルはタキメーター表記は一般的なタキメーターの様に500から始まっており、1周以上回った時の表記をしていません。なのに、このあたりを雰囲気(モータースポーツ的なレッドゾーンぽさか、ペプシベゼルっぽさか)の為だけに赤くしており、オリジナルの機能的な領域の塗り分けではない、単にグラフィック的な要素として赤くしたかったという、表層的なことをしています。・・・もしかすると新型は計測結果が250km/h以上になるこのあたりは車としてはすごいスピードだよ、という「レッドゾーン」としての表記としてここを赤くしたのかもしれませんが(ここまで雰囲気を似せておいて機能を変えることも無いだろとも思いますが)、オリジナルを知っているファンにとっては「セイコー自身がまさかのこの赤い領域の意味合いを知らずに単に雰囲気だけ真似て赤くした」残念な要素にしか見えず、、、オリジナルをリスペクトするのであれば、こうマニアに突っ込まれないで済む、オリジナルに倣った機能的な表記であって欲しかったです。
という事で、また残念だったセイコーさんの仕事の追記でした。セイコーさん、頑張ってください。